なかのアセットマネジメントが運用するファンドのご案内
なかのアセットマネジメント立ち上げ
投資信託の新会社を立ち上げ、2024年4月に新しいファンド2本の運用をスタートしました。投信会社を作るのは実に大変で普通動き出してかから金融庁に登録になるまで1年以上かかるといわれています。その中でも特に大変なのが、資金です。投資顧問会社と比べて、別次元でお金がかかります。一方で新しく会社を起こすからには、真に独立した運用会社という理想を実現したいという思いもありました。日本の運用会社は大手の金融コングロマリットの影響力を大きく受けており、独立した経営ガバナンスを持てていません。そして、独立系の運用会社はまだ日本においてプレゼンスを発揮できていません。
特定株主に支配されず複数の大手資本からの共同出資という高い理想を掲げましたが、主要株主であるスパークス・グループ、第一生命ホールディングス、ソニーフィナンシャルグループ等が私の考えに賛同し、出資を決めてくださいました。個人株主も含め、一様に「応援資本」とおっしゃってくださって、その言葉はなによりうれしかったですね。
独立した経営を実現するため、50%以上の議決権を私自身が保持することも許容いただきました。おかげさまで、理想に限りなく近い真に独立した運用会社を作ることができたと思います。これは日本の運用業界に対して新しい問題提起にもなるのではないでしょうか。
世の中に必要とされる会社に
18年前にも投資信託会社を設立した経験があります。当時は直面していた課題解決を念頭に置いていましたが、ご存知の通り、資産運用や長期資産形成に対する国民生活者の関心や理解は大きく変わってきています。満足できるところまではいっていませんが、18年前とはまったく景色が違います。
一方で投資が一般化していく流れの途上で、新たな課題も出てきています。私自身の意識の最先端にあるのが「社会的需要に応えたい」という思いなので、今回の新会社はそうした新しい課題を解決するための受け皿にしたいと考えています。具体的には、真の独立した経営に裏打ちされた本格的なプロフェッショナルのアクティブ運用を突き詰める「アクティブハウス」を作ります。
今の日本では本来のアクティブ運用というものが欠落しているという問題意識がずっとありました。大手の運用会社がどんどんインデックスファンドを提供しているので、それで十分であろうという意味も含めて、僕自身が資産運用のプロフェッショナルとして、世の中に必要とされている運用を提供する会社という観点で、今度作るなら本格的なアクティブファンドというのは、早い時期に心に決めていました。