【目標とする資産配分を決めて運用しましょう!】資産配分を一度チェックしてみてはいかがですか?
目標とする資産配分を決めましょう
資産運用を行う上で資産配分は運用結果に大きな影響を与えます。ここでは、株式に投資する投資信託等の「収益重視の資産」と、預貯金や国債等の「安全資産」に大別して資産配分を考えてみます。
目標とする資産配分を決めましょう
A~Cの質問への答えがあなたに適した資産配分へのヒントになります。
それぞれの回答が①なら1点、②なら2点、③なら3点として点数を合計してください。
合計の点数が3~4点の方は安定性を重視した資産配分、5点~7点の方はバランスを重視した資産配分、8~9点の方は収益性を重視した資産配分をベースに他の観点も考慮してご検討ください。
A.2000年3月にコロナショックで株式市場が急落した時にどのように行動しましたか?
①保有していた株式や投信を売却した。または株式や投信を保有していなかった
②株式や投信を継続保有した
③価格下落はチャンスだと考えて株式や投信を買い増した
B.今後の所得の増減をどのように見込んでいますか?
①減少する可能性が高い
②横這いを見込む
③増加が見込まれる
C.10年後の株式市場全体の株価水準をどのように予想していますか?
①株価水準の変動に影響を与える事象がよくわからないから予想できない
②過去10年上昇したから、これからの10年も上昇すると期待している
③世界の成長を背景に利益を増やす企業がけん引して、市場全体の株価水準は上昇すると思う
各資産配分を選ぶ方の運用目的イメージ
あなたに適した資産配分の参考として、資産配分別に運用目的のイメージをお伝えします。
<安定性を重視>
・資産を増やしたいが大きな損失が発生するリスクは避けたい
・老後を含め生活資金は確保できているが、生活の豊かさを少し高めたい
<バランスを重視>
・ある程度のリスクを受け入れられるので、時間をかけて十分な資産形成をめざしたい
<収益性を重視した資産配分>
・運用の経験が長く価格変動を許容できるからリターンを追求して早めの資産形成をめざしたい
目標とする資産配分は、運用の目的と許容できるリスクにより人それぞれです。自分の考えを整理して納得できる資産配分を決めることが大切です。
- ※上記の資産配分グラフはイメージです。
資産配分を一度チェックしてみてはいかがですか?
資産配分の確認
余裕資金から投資信託の積立を続けてきた方は、現在の資産配分が目標とする資産配分とずれていないか一度チェックして(見直して)みてはいかがでしょうか。目標とする資産配分に到達していない場合は、できるだけ早く目標とする資産配分を完了させましょう。安全資産の比率が目標とする資産配分より多い方は、遊んでいるお金を働かせることがリターン獲得の観点からは合理的です。
資産配分の違いによる運用結果
100万円を20年間運用した場合を下記の前提でシミュレーションをすると、安定性を重視する資産配分で運用開始した場合は159万円に、バランスを重視した資産配分の場合はは244万円に成長しました。
- ※収益重視の資産の利回りを年7%、安全資産の利回りを年0.1%としてシミュレーションを実施。
- ※上記のシミュレーションは将来の運用状況・成果等を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
<ご参考>各市場の年間リターンの推移
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
- ※米国株式はS&P500指数のトータルリターン指数を、全世界株式はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスのトータルリターン指数を三菱UFJ国際投信が円換算しています。
- ※上記は過去の実績・状況であり、将来の運用状況・成果等を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
資産配分の修正方法
安全資産の比率が目標とする資産配分より多い場合、収益重視の資産の買付額を増やすことで目標とする資産配分への修正が図れます。安全資産から収益重視の資産への配分変更は速やかに行う方法とを時間分散して行う方法があります。
速やかに配分変更する方法はリターン獲得の面からは合理的です。
時間分散する方法を用いる場合は資産の配分変更にかける期間を先に決めましょう。期間を決めれば毎回の買付額も決めやすくなります。時間分散して配分変更する方法は運用資産全体のリスクの拡大に徐々に慣れていける効果がありますが、配分変更にかける期間を長く設定しすぎると、市場からのリターンを逃す可能性が高くなることに留意してください。
- ※上記の各グラフはイメージです。
収益重視の資産のコアになる投資信託
収益重視の資産となる運用商品としては投資信託が考えられますが、中でも世界の成長を捉える効果が期待される投資信託がコアの位置づけに適していると考えられます。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動することを目指すインデックスファンドです。
この指数はニューヨーク証券取引所やNASDAQをといった米国市場に上場する企業から構成されている指数ですが、AppleやMicrosoft、Amazonといったグローバルに事業展開している企業も多く組み入れられていることから、このファンドへの投資を通じて米国のみならず世界経済の成長を享受することも期待できます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動することを目指すインデックスファンドで、この1本で日本を含む先進国・新興国の株式に投資ができます。全世界株式は世界経済の成長とともに、多くの危機を乗り越えながらも力強く推移してきました。このファンドを通じた全世界株式への投資によって、投資国・地域を分散しつつ世界経済の成長を享受することができます。