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第3回 移動平均

このテクニカルシリーズの1回目を見てもわかるように、テクニカル分析はいろんな観点から分類して観察することができます。トレンド系とオシレーター系。そして、家系図のところでも紹介したように「順張り系」と「逆張り系」という見方などがあるのです。

そして、家系図の中の順張り系の代表的存在に「移動平均」があるのに気が付くはずです。この移動平均からいろいろなテクニカル分析が枝分かれしているのも見て取れるはずですが、これはこの移動平均の考え方が多くのテクニカル分析に根底にあり、役に立っているということだと考えていいでしょう。

そこで、今回はこの移動平均の勉強をしていきましょう。まずは下図を見てください。

移動平均

これは日経平均株価の動きを日足で表したものです。前回勉強したローソク足で書いてありますが、赤丸をつけた箇所にいるときに投資家は何を考えるでしょうか。

A点であれば「ここまで上昇したのだから、調整になるのであろう」と考える人も多いのではないでしょうか。「いや、自分の分析ではそんなことはない」という投資家もいるとは思いますが、人間は利益の出ているときは早くにその利益を確定したがる習性があるので、A点で売ってしまう人は相当数いると思います。B点はその逆ですね。しかし、実際にはこれらの点からもう一段の上昇や下落があるので結果的にチャンス等を逃していたりするわけです。そこで、こうしたチャンスを逃さないためにもトレンドを掴むことが大切になっていきます。トレンドを掴むことの利点は今までのトレンド、例えば上昇トレンドとは逆の動き(下落する日)があったとしてもトレンドが上昇を指し示し続けているのであれば下落する日があっても慌てずに保有し続けることができるのです。

そのトレンドを掴む方法として長年使われているのが、移動平均なのです。移動平均は単純な平均株価を計算することによって求めることができます。例えば、5日平均であれば5日間の終値を足して、5で割れば求められます。

移動平均

計算日数にはいろいろな数字が使われています。5、6、10、13、20、26、75等々です。しかし、インターネット上や雑誌で見かける移動平均は5日、10日、20日などが多いようです。

こうして計算された移動平均を線にして描くと以下のような移動平均線を描くことができるのです。

移動平均線

移動平均の特性としては、当たり前なのですが、短い計算日数(以下、短期)の移動平均線の方が現物(実際の値動き)の動きに近づこうとします。長期の移動平均線の方はよりゆっくりと追いかけてきます。

そうした移動平均線を使うとA点では上昇トレンドを示し続けているのがわかります。B点では短期の10日移動平均線は下落トレンドを示し、20日の移動平均線は今までの上昇トレンドの勢いがなくなってきているのがわかります。

さて、この移動平均線を使って売買シグナルを出す方法があります。

「ゴールデンクロス買い」「デットクロス売り」です。

ゴールデンクロス買いとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けるときに「トレンドの基調は上昇トレンドへ転換した」と判断して“買い”を行います。

逆に、デットクロス売りとは短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ突き抜けるときに「トレンドの基調は下落トレンドへ転換した」と判断して“売り”を行うのです。

「ゴールデンクロス買い」「デットクロス売り」

上図を見ると大きなトレンドが出ているときなどには有効であることが見て取れます。

もちろん、株式の世界ですから、ハズレる時もあります。つまり、ゴールデンクロスが「売りシグナル」、デットクロスが「買いシグナル」になるような時もあります。これを通称「ダマシ」と呼んでいます。そのひとつの原因には移動平均に使う日にちがあると思います。つまり、すべての銘柄が同じ日数で計算されて表示されているからです。各銘柄にはそれぞれ特徴のある値動きをするので、それぞれ相性のある移動平均線があっていいと思っています。そういう意味では日にちを自由に変えられるようなチャートシステムを使用しながら適切な移動平均を見つけてみてください。

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