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第13回 MACD(Moving Average Convergence and Divergence)

MACDは“マックD(ディ)”と読みます。どこかのハンバーガー店ではないので注意してください。なお、このテクニカル分析は売買シグナルの出すのについては比較的精度の良いものであると私は考えています。

MACDの考え方

明日の値段を考える時に10日前のデータと今日のデータとではどちらが参考になると思いますか。もっと極端にいえば1年前の100円高と昨日の100円高であればどちらの100円高が明日の相場を考えるうえで役に立つでしょうか。

もちろん、昨日の100円高という動きを参考に今日の動きを考える方が通常だと思います。
MACDはこの発想を移動平均に取り入れたところに特徴があるのです。また、MACDという名前自体が移動平均の特徴を表した英語の略になっています。 Moving Average Convergence / Divergence Trading Method の頭文字をとっているのです。訳すと“移動平均・収束・拡散 トレーディング手法”となります。何やら、移動平均線が縮まったり、広がったりする売買法という感じに受け取れます。

さて、MACDでは指数平滑移動平均というものが使われています。これは、直近の値にウェイトをかけ、データが古くなればなるほどウェイトは減少するというものです。単純な移動平均とは違い、n期前のデータと昨日のデータの比重が同じであることが避けられると同時にn期(日)前のデータが完全に落とされるということもないのです。

計算式

指数平滑移動平均のことをEMAと表し、短期・長期とそれぞれ計算します。
そのEMAを求める式は以下の通り。

EMA  =前日のEMA×(1-α) + 当日の指数×α
または =前日のEMA + α(当日の指数-前日のEMA)

EMAを求める計算式

(具体例として12日間使用)

EMAの計算例

このnにそれぞれ分析したい長短の日数の数値を入れればいいわけです。
多くの教科書では短期は12日、長期は26日が使われています。

αの平滑定数が直近にウェイトを掛けているのがわかりますか。
例えば、5日間のEMAであれば

5日間のEMAの場合の計算

当日の指数(数値)にこのαをかけますので当日の指数を2倍するわけです。そうすることによって、1日分データが多くなるので 5日間に1日を足して計算しているのです。

5日間の例の場合、平滑移動平均は直近にデータを二倍して求めます

つまり、ここでの平滑移動平均は直近にデータを2倍するということなのです。
短期のEMAと長期のEMAを求めた後にMACDは以下の式で求めます。

MACD=短期EMA-長期EMA

次に、「シグナル」といって、このMACDをさらに移動平均化したものも計算します。

式は先程の公式と同じですが、このシグナルに関しては単純平均を使っているケースの方が多いと思われます。また、期間は教科書的に9日間がよく使われています。

MACDをさらに移動平均化した「シグナル」

売買ポイント

売買のタイミングにはこのMACDとシグナルのゴールデンクロス・デッドクロスが有効とされています。つまり、MACDの方がシグナルより早く動くので、MACDがシグナルを下から上へブレイクした時を“買いシグナル”、その反対を“売りシグナル”とするのです。

MACDがシグナルを下から上へブレイクした時を“買いシグナル”、その反対を“売りシグナル”とします。

もう一つの見方にゼロを基点とする方法があります。
まず、MACDがシグナルを下から上にブレイクし買いシグナルを出しますが、さらにこれら2本の線がゼロの線を上回るか否かで上昇トレンドか否かを確認する方法もあります。逆に、売りシグナルが出た後にこれら2本の線がゼロの線を下回ると下落トレンドが続くと判断したりします。

他にもMACD 2というのがあります。これは簡単な式です。MACDからシグナルを引いただけ、もちろん、この式からはゼロはMACDとシグナルが同値ということでクロスを意味するのですが、この数値がゼロを境にゼロを下から上に突き抜けた場合を買いシグナル、上から下に突き抜けた時を売りシグナルとし、トレンドも示してくれるのでMACD 2を見ているだけでも参考になります。

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