ヘッジ取引

ヘッジ取引とは

ヘッジ取引とは、価格変動リスクを軽減するための戦略です。先物やオプションを活用することで、現物株式や信用取引、先物取引の買建玉の値下りによる損失を抑えることができます。

先物によるヘッジ取引

先物によるヘッジ取引は
こんな人におすすめ!

現物株式・信用取引の買建玉の
値下りリスクをヘッジされたい方

ヘッジ取引のグラフ。キャラクターが「Aさんの取引を例に、先物によるヘッジ取引を見てみましょう。」と「株価が安くなったので、押し目買い!
 」としゃべっている ヘッジ取引のグラフ。キャラクターが「Aさんの取引を例に、先物によるヘッジ取引を見てみましょう。」と「株価が安くなったので、押し目買い!
 」としゃべっている

①Aさんは、株価が大きく下落したため、今後の反発を期待して現物株式を複数買い付けた。

Aさんのポートフォリオ
銘柄売買数量単価時価時価評価額評価損益
ソニーG400株3,765.0円3,765.0円1,506,000円0円
トヨタ400株2,616.0円2,616.0円1,046,400円0円
三菱UFJ1,000株2,011.0円2,011.0円2,011,000円0円
情勢が不安...。先物でヘッジ! 情勢が不安...。先物でヘッジ!

②なかなか株価が上がらず、ニュースで経済情勢を確認すると不安要素が多かったため、日経225miniを新規に売り建てた。

Aさんのポートフォリオ
銘柄売買数量単価時価時価評価額評価損益
ソニーG400株3,765.0円3,690.0円1,476,000円-30,000円
トヨタ400株2,616.0円2,656.0円1,062,400円16,000円
三菱UFJ1,000株2,011.0円1,963.5円1,963,500円-47,500円
日経225mini1枚35,760円35,760円3,576,000円0円
先物の利益で損失を補うことができた! 先物の利益で損失を補うことができた!

③不安が的中し、さらに株価が大きく下落した。現物株式は957,700円の損失となったが、日経225miniで480,000円の利益を得たため、約5割の損失を補うことができた。

Aさんのポートフォリオ
銘柄売買数量単価時価時価評価額評価損益
ソニーG400株3,765.0円3,009.0円1,203,600円-302,400円
トヨタ400株2,616.0円2,266.5円906,600円-139,800円
三菱UFJ1,000株2,011.0円1,495.5円1,495,500円-515,500円
日経225mini1枚35,760円30,960円3,096,000円480,000円
ポイント

今後、株価が上昇すると見込まれる場合、売り建てた日経225miniを買い戻し、ヘッジを解消する必要があります。ヘッジ取引をおこなう際は、ヘッジの解消も視野に入れて取り組むことが肝要です。

  • 上記の具体例では、①は2025年3月31日時点の終値、②は2025年4月2日時点の終値、③は2025年4月7日時点の終値を採用しています。なお、これらは現在の価格を反映したものではございませんので、ご注意ください。

オプションによるヘッジ取引

先物によるヘッジ取引は
こんな人におすすめ!

現物株式・信用取引の買建玉の
値下りリスクをヘッジされたい方

先物取引の買建玉の
値下りリスクをヘッジされたい方

株価チャート下落のグラフ。キャラクターが「Bさんの取引を例に、
オプションによるヘッジ取引を見てみましょう。」と「ここからの反発に期待!」としゃべっている 株価チャート下落のグラフ。キャラクターが「Bさんの取引を例に、
オプションによるヘッジ取引を見てみましょう。」と「ここからの反発に期待!」としゃべっている

①Bさんは、株価が大きく下落したため、今後の反発を期待して日経225miniを新規に買い建てた。

Bさんのポートフォリオ
銘柄売買数量単価時価時価評価額評価損益
日経225mini10枚35,700円35,700円35,700,000円0円
情勢が不安。ここはオプションでヘッジ! 情勢が不安。ここはオプションでヘッジ!

②なかなか株価が上がらず、ニュースで経済情勢を確認すると不安要素が多かったため、プットオプションを新規に買い建て、コールオプションを新規に売り建てた。

Bさんのポートフォリオ
銘柄売買数量単価時価時価評価額評価損益
日経225mini10枚35,700円35,760円35,760,000円60,000円
プットオプション330001枚78円78円78,000円0円
コールオプション375001枚68円68円68,000円0円
ポイント

プットオプションの買付金額は、コールオプションを売り建てることで得られるプレミアムによって充当できます。但し、株価が上昇した場合、先物の利益が制限される可能性があります。

オプションの利益で損失を補うことができた オプションの利益で損失を補うことができた

③不安が的中し、さらに株価が大きく下落した。日経225miniは4,740,000円の損失となったが、オプションで2,291,000円の利益を得たため、約5割の損失を補うことができた。

Bさんのポートフォリオ
銘柄売買数量単価時価時価評価額評価損益
日経225mini10枚35,700円30,960円30,960,000円-4,740,000円
プットオプション330001枚78円2,305円2,305,000円2,227,000円
コールオプション375001枚68円4円4,000円64,000円
ポイント

今後、株価が上昇すると見込まれる場合、買い建てたプットオプションを転売し、ヘッジを解消する必要があります。ヘッジ取引をおこなう際は、ヘッジの解消も視野に入れて取り組むことが肝要です。
また、オプションには期限があるため、満期日までの残存日数や時間的価値の減少について常に留意する必要があります。

取引最終日と満期日(SQ日)

  • 上記の具体例では、①は2025年3月31日時点の終値、②は2025年4月2日時点の終値、③は2025年4月7日時点の終値を採用しています。なお、これらは現在の価格を反映したものではございませんので、ご注意ください。

ヘッジ取引
お役立ちツール活用方法

ヘッジ取引は、当社の便利なツールを活用することで、よりスムーズにおこなえます!

kabuステーション®のリアルタイム資産評価で
評価損益やデルタを確認しよう

現物株式、信用取引、先物・オプションの評価損益やデルタを一元管理できます。

kabuステーション®を起動後、「先物・OP」メニューから
「リアルタイム資産評価」を選択すると表示できます。

先物OP

先物やオプションによるヘッジをおこなった際、ヘッジ対象(現物株式、信用取引、先物取引の買建玉)のデルタとのバランスを確認できます。

オプションによるヘッジ取引は
先OPナビの損益チャートも活用しよう

先OPナビを起動後、「ポジションカスタマイズ」で「損益チャート」を選択します。

先OPナビ

「ポジションカスタマイズ」で仮想建玉を追加することで、オプションによるヘッジポジションの状況を事前に把握できます。

先物の買建玉に対して、プットオプションを買い建て、コールオプションを売り建てた場合の損益チャートです。プットオプションの買い建てによって損失が限定されることが分かります。一方、プットオプションの買付金額は、コールオプションを売り建てることで得られるプレミアムによって充当できますが、先物の利益は制限されます。

さらにプットオプションを買い建てることで、株価が大きく下落した場合でも利益を得られる可能性があります。海外の市況や要人発言など、過去に株価が大きく変動した事例を参考に、ヘッジプランを立てることが肝要です。

口座開設から
お取引までの流れ

STEP1

まずは無料で口座開設

三菱UFJ eスマート証券の口座をお持ちでない方はまずは口座開設が必要です。

STEP2

書面に同意・WEB審査

先物・オプション取引口座開設に係る書面同意を行い、WEB審査の質問事項に回答します。

STEP3

先物・オプション
取引口座開設

三菱UFJ eスマート証券によるWEB審査後、口座が開設されます。

口座開設からお取引までの流れ

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