店頭FX 建玉保有中の証拠金コース変更
新規建ての際に選択した店頭FX証拠金コースを、相場や投資方針の変化に応じて建玉保有中に変更できます。保有建玉の店頭FX証拠金コースを変更することにより、各通貨各店頭FX証拠金コース毎に決められた損失レベルにロスカット注文(損切り注文)が建玉毎に自動的に設定される自動ロスカットの値幅をリスク許容度に合わせて拡大・縮小することが可能です。
変更時のご注意
- 十分な店頭FX証拠金が必要です。店頭FX証拠金コース変更後の必要店頭FX証拠金額以上の店頭FX証拠金が必要です。
- 決済注文中は店頭FX証拠金コースの変更はできません。店頭FX証拠金コース変更には決済注文を取り消してください。
- 大きい店頭FX証拠金コース(自動ロスカット値幅が大きい)から小さい証拠金コース(自動ロスカット値幅が小さい)へ変更する場合、変更することにより自動ロスカットが執行されるような変更はできません。
- 小さい店頭FX証拠金コースから大きい店頭FX証拠金コースへ変更する場合、自動ロスカット値幅が拡大します。自動ロスカットが執行された場合、店頭FX証拠金コース変更前より変更後の方が損失額が大きくなります。
- 大きい店頭FX証拠金コースから小さい店頭FX証拠金コースへ変更する場合、自動ロスカット値幅が縮小しますので、自動ロスカットが執行されやすくなります。
変更例(1) 小さい証拠金コース(高いレバレッジ) ⇒ 大きい証拠金コース(低いレバレッジ)
米ドル/円の例
証拠金(1万通貨当たり) | 2.5万円 | |
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成立値段(買建) | 110.000 | |
自動ロスカット | 設定レート | 108.000 |
値幅 | 2円幅 |
店頭FX証拠金2.5万円コースの買い建玉を保有中。
超高効率+超短期積極取引の予定だったが、スワップを狙った金利差重視の中・長期運用に方針転換したい。
証拠金(1万通貨当たり) | 50万円 | |
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成立値段(買建) | 110.000 | |
自動ロスカット | 設定レート | 70.000 |
値幅 | 40円幅 |
必要店頭FX証拠金が増えますが、自動ロスカット値幅が拡大し中・長期的な運用を行いやすくなります。
ご注意
上記例の場合、自動ロスカット値幅が2円から40円に拡大します。自動ロスカットが執行された場合、店頭FX証拠金コース変更前より変更後の方が損失額が大きくなります。
また、証拠金コース2.5万コースの場合は、2.5万円以上の証拠金(法廷預託金4%)が発生することがあります。
変更例(2) 大きい証拠金コース(低いレバレッジ) ⇒ 小さい証拠金コース(高いレバレッジ)
米ドル/円の例
証拠金(1万通貨当たり) | 30万円 | |
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成立値段(買建) | 110.000 | |
自動ロスカット | 設定レート | 86.000 |
値幅 | 24円幅 |
店頭FX証拠金30万円コースの買い建玉を保有中。
ほどほどのレバレッジで効率よく運用予定だったが、建玉はしばらく保有するつもり、しかし証拠金を有効活用したい。
証拠金(1万通貨当たり) | 5万円 | |
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成立値段(買建) | 110.000 | |
自動ロスカット | 設定レート | 106.000 |
値幅 | 4円幅 |
必要店頭FX証拠金の差額分(30万円-5万円=25万円)を有効活用できます。
ご注意
上記例の場合、自動ロスカット値幅が24円から4円に縮小します。証拠金コース変更前より変更後の方が自動ロスカットが執行されやすくなります。