米国株への投資はETFでも始められる

2022年1月21日

米国株への投資はETFでも始められる

米国株は、個別株だけでなくETFで運用することもできます。
米国ETFは、投資初心者でも取り組みやすくなっているので、これから米国株投資を始めてみようと考えている人にはお勧めです。

ETFとは何かを知ろう

ETFとは、証券取引所で売買できる形式にした投資信託のことです。
「Exchange Traded Fund」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼びます。
ETFは、日本の法令に基づいて組成され、日本国内の証券取引所に上場している「国内ETF」と、海外の法令に基づいて組成され、海外の証券取引所に上場している「海外ETF」の2種類に大別できます。
海外ETFのうち、米国の証券取引所に上昇し、市場で売買できる投資信託が「米国ETF」です。
NYダウやS&P500に代表される米国の株価指数をはじめ、債券指数やコモディティ指数に連動するものなど、さまざまな種類があります。

なぜ米国ETFは人気があるのか?

近年、米国ETFの人気が高まっています。
なぜ米国ETFが多くの投資家から注目されているかというと、好調なパフォーマンスを続けている米国市場、GAFAMなど世界を代表するグローバル企業に簡単かつ気軽に低コストで投資できるからです。
ここでは、投資信託にはない米国ETFのメリットを紹介します。

メリット①テーマで選べるので初心者にもわかりやすい

初心者にとって個別銘柄を選ぶのはハードルが高いものです。
しかし、さまざまな指数に連動する米国ETFは、「高配当株」「連続増配株」「大型株」「中型株」「小型株」という具合にテーマごとに分類されています。
デーマを選択するだけで投資できるので、「何を選べばいいか分からない」「専門的な知識がない」という初心者でも始めやすくなっています。

メリット (1)

メリット②低コストで分散投資できる

米国ETFは一般的な投資信託に比べ運用コストが低く、リスクを抑えながら分散投資できるのが大きなメリットです。
米国ETFの投資対象となる指数は、さまざまな銘柄で構成されているため、そのうちの1つが値下がりしても、他の銘柄でカバーすることができ、全体としてのリスクを減らせます。
例えば、500社の銘柄で構成されるS&P500に連動するETFを購入すれば、それ1つで500銘柄に分散投資したことになるわけです。
500社分の株を購入するにはそれなりのまとまった資金が必要ですが、ETFであれば少額の資金で投資することができます。

メリット (2)

メリット③リアルタイムで取引可能

前述の通り、米国株ETFは米国の証券取引所に上場しているので、株式を売買するのと同じように、市場が開いている取引時間中ならリアルタイムで値動きを追いながら自分の希望する価格で売買できます。
また、投資信託は1日1回しか取引できませんが、米国ETFなら1日に何度も取引できるのでチャンスを逃しません。

メリット (3)

初心者に紹介したい米国ETF

米国ETFには有望な銘柄が多数存在します。
指数に連動した運用成果を目指すインデックス(パッシブ)型のETFが中心ですが、ベンチマークとなる指数を上回る運用成果を目指すアクティブ型のETFも存在します。
米国ETFを選ぶ際は、「商品内容(目指す投資成果や構成銘柄など)」「経費率(運用するために必要な費用が純資産総額に対してどのくらいの割合かを表したコスト)」「流通量(出来高が多い銘柄かどうか)」などを重視することが大切です。
自分の投資スタイルに合った、経費率が低くて流通量が多いETFを選ぶようにしましょう。
ここでは、米国株投資が初めてという方にご紹介したい米国ETFを掲載いたします。

バンガード 米国生活必需品セクター ETF/ティッカー:VDC

米国の生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株に投資するETFです。
当インデックスは、米国の生活必需品セクター株式銘柄で構成。
このセクターは、食品・飲料・タバコの製造業者・流通業者のほか、非耐久家庭用品・パーソナル用品の製造業者など、傾向的にそれほど景気循環に対して敏感でない業種の企業で構成されています。

バンガード 米国生活必需品セクター ETF/ティッカー:VDC

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

バンガード 米国一般消費財サービス セクター ETF/ティッカー:VCR

米国の一般消費財・サービス・セクターの大型株、中型株、小型株に投資するETFです。
当インデックスは、米国の一般消費財・サービス・セクター株式銘柄で構成。
このセクターは、自動車、アパレル、レジャー用品、ホテル、レストラン、消費者向け小売業など、景気循環に対し最も敏感な傾向にある製造業およびサービス業の企業で構成されています。

バンガード 米国一般消費財サービス セクター ETF/ティッカー:VCR

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

バンガード 米国ヘルスケア セクター ETF/ティッカー:VHT

米国のヘルスケア・セクターの大型株、中型株、小型株に投資するETFです。
当インデックスは、米国のヘルスケア・セクター株式銘柄で構成。
このセクターは、ヘルスケア機器およびヘルスケア用品を製造する企業またはヘルスケア関連サービスを提供する企業、医薬品およびバイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを主たる業務とする企業で構成されています。

バンガード 米国ヘルスケア セクター ETF/ティッカー:VHT

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

バンガード 米国情報技術セクター ETF/ティッカー:VGT

米国の情報技術セクターの大型株、中型株、小型株に投資するETFです。
当インデックスは、米国の情報技術セクター株式銘柄で構成。
このセクターは、テクノロジー・ソフトウエアおよびサービス、テクノロジー・ハードウエアおよび機器、半導体および半導体製造機器の3つの分野の企業で構成されています。

バンガード 米国情報技術セクター ETF/ティッカー:VGT

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

バンガード 米国素材セクター ETF/ティッカー:VAW

米国の素材セクターの大型株、中型株、小型株に投資するETFです。
当インデックスは、米国の素材セクター株式銘柄で構成。
このセクターは、化学、建設資材、ガラス、紙、林産品の製造業および関連包装製品の製造業、ならびに金属、鉱物、鉱業関連企業および製鉄業など、幅広いコモディティ関連の製造業の企業で構成されています。

バンガード 米国素材セクター ETF/ティッカー:VAW

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

iシェアーズ S&P 中型株 ETF/ティッカー:IJH

S&P中型株400種指数により表される米国中型株に連動する価格と収益のパフォーマンス(手数料と経費を控除前)を反映し投資成果を目指すETFです。
米国株式市場の中型株式資本セクターのパフォーマンスを反映しており、コンポーネントには金融、工業および情報技術会社が含まれています。

iシェアーズ S&P 中型株 ETF/ティッカー:IJH

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

iシェアーズ ラッセル 2000 ETF/ティッカー:IWM

米国の代表的な小型株指数であるラッセル2000種指数の価格・収益表現に連動する投資成果を目指すETFです。
ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している銘柄のうち、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数となっています。

iシェアーズ ラッセル 2000 ETF/ティッカー:IWM

月足表示、2023年4月26日まで
株価はNYSEBQT参照

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