SOR(エスオーアール)の取引方法

SORのご利用方法

パソコンサイト

発注画面で市場欄にあるSORチェックボックスにチェックを入れていいただき発注します。

SORの対象銘柄でない場合にはチェックボックスが表示されません。

パソコンサイト

kabuステーション®

各発注画面で市場の隣にあるSORボタンをON(赤色)にしていただき発注します。

SORの対象銘柄でない場合にはボタンをONにできません。

kabuステーション

  • SORを解除したい場合には、発注画面でSORのチェックを外すことでSOR以外の市場へ発注することができます。
  • 注文画面の優先表示を変更する場合には、ログイン後「設定・申込」→「サイト機能設定」→「カスタマイズ機能」画面の下にある「優先発注方法設定」で「優先市場」を選択し設定変更をお願いします。

スマートフォンサイト/アプリ

発注画面で市場欄にあるSORボタンをON(オレンジ色)にしていただき発注します。

SORの対象銘柄でない場合にはボタンが表示されません。

スマートフォンサイト/アプリ

  • SORを解除したい場合には、発注画面でSORボタンをOFFにすることでSOR以外の市場へ発注することができます。
  • 注文画面の優先表示を変更する場合には、ログイン後「メニュー」→「アプリ設定」→「取引設定」の下にある「優先発注方法設定(株式)」で「優先市場」を選択し設定変更をお願いします。

PTS市場の気配情報を表示

ジャパンネクストPTSの気配情報は、個別銘柄情報画面のほか、東証とPTS市場の気配を合算し、一括表示する「複板」でご確認いただけます。

PTS市場の気配情報

お取引種別により、回送先が異なります。

現物取引:
東京証券取引所、ジャパンネクストPTS(J-Market)
MSプール(ダークプール)
信用取引:
東京証券取引所、ジャパンネクストPTS(J-Market)

SOR注文の基本ルール

取引時間東証の立会時間と同じ
毎営業日9:00-11:30 と12:30-15:30 ※1
取引チャネル原則全チャネルでご利用いただけます。
  • 信用ロボアドは対象外です。
  • kabu.com APIは、事業者が提供する取引ツールによってはSORをご利用いただけません。
取引種別現物取引、信用取引(信用取引の場合はダークプールには接続しません)
取引銘柄東京証券取引所上場銘柄のうち、当社が指定する銘柄
手数料体系通常のお取引と同じ手数料
(SORのサービス利用料はかかりません)
執行条件※2成行注文※3、指値、各種自動売買注文、アルゴリズム注文
注文期限「当日のみ」「期限指定」
取引上限※4現物取引の買付の場合:買付出金可能額の範囲以内
現物取引の売却の場合:お預かり残高の範囲以内
信用取引の新規建の場合:建玉上限金額かつ建玉余力の範囲内、決済注文は建玉残高の範囲内。
約定日と受渡日約定日は売買成立日
受渡日は約定日から起算して3営業日目
注文単価(呼値)約定価格は各執行先の刻み値が適用※5
売買単位東京証券取引所立会市場における売買単位と同一※6
    • PTS単独指定での注文は出来ません。SOR注文を利用した際、PTSへ取り次ぐことがあります。
    • 尚、東京証券取引所が何らかの要因で注文を受付ない場合はSOR注文は受付しません。
    • 15:25~15:30(クロージング・オークション実施中)はMSプールやPTSへは取り次ぎされません。
    • 始値がつく前にSOR注文を発注した場合、すべて東証に取り次がれます。
    • 立会時間内においても、前場寄付値段決定前および後場寄付値段決定前は、SOR判定は行われず、SORを指定された注文は東京証券取引所に発注されます。
    • 前場寄付値段決定後、後場寄付値段決定後に当該注文が未約定であった場合は、SOR判定を行います。
  • 寄付成行、引け成行、寄付指値、引け指値、不出来引け成行、IOC成行、IOC指値及び自動売買はご利用いただけません。
  • 成行注文(寄付、引け、±指値を含む)を発注する場合は、制限値幅上限(ストップ高)で資金拘束を行っております。期間指定注文により制限値幅上限(ストップ高)が変動し可能額不足となった場合は、注文を強制取消させていただきます。
  • 大口の注文をされた際に注文確認画面においてその注文が誤発注ではないか確認をする画面が表示されます。この大口注文時の確認基準は1注文あたり5億円となっており、5億円を超える注文については注文確認画面での確認が必要となります。確認画面につきましては、お客さまが注文内容を確認し、注文内容確認のチェックボックスにチェックを入れれば、発注が可能です。
    建玉上限や市場のルールに則り、上記範囲内の注文でもお取次ぎできない場合がございます。
  • 発注時に入力する指値の価格は東証の刻み値となりますが、その価格よりも有利な価格がMSプールやPTSであればその有利な価格での約定となります。
  • 東証及びPTSにおいて同一銘柄で売買単位が異なる銘柄がございます。この場合、PTSの売買単位が東証の売買単位より大きく、ご注文(ご入力)の数量がPTSの売買単位に満たない場合は、ご注文をPTSに取り次ぐことはできません。銘柄毎の売買単位はログイン後の画面にてご確認いただけます。

SORでの約定価格

  • 約定価格は各執行先の刻み値が適用されます。
  • MSプールにおける約定価格はモルガン・スタンレー社が定める刻み値が適用されます。
  • PTSにおける約定価格はジャパンネクスト社が定める刻み値が適用されます。
  • 発注時に入力する指値の価格は東証の刻み値となりますが、その価格よりも有利な価格がMSプールやPTSであればその有利な価格での約定となります。
約定価格刻み値
1株の値段約定市場
東京証券取引所ジャパンネクスト
PTS
J-Market
MSプール
TOPIX500その他の
上場銘柄
1,000円以下0.1円1円0.1円東京証券取引所の刻み値に0.5を乗じた値
1,000円超3,000円以下0.5円1円0.1円
3,000円超5,000円以下1円5円0.5円
5,000円超10,000円以下1円10円1円
10,000円超30,000円以下5円10円1円
30,000円超50,000円以下10円50円5円
50,000円超100,000円以下10円100円10円
100,000円超300,000円以下50円100円10円
300,000円超500,000円以下100円500円50円
500,000円超1,000,000円以下100円1,000円100円
1,000,000円超3,000,000円以下500円1,000円100円
3,000,000円超5,000,000円以下1,000円5,000円100円
5,000,000円超10,000,000円以下1,000円1,0000円100円
10,000,000円超30,000,0000円以下5,000円10,000円100円
30,000,000円超50,000,000円以下10,000円50,000円100円
50,000,000円超10,000円100,000円100円

※売買単位が1口のETF/ETNは表と異なる呼び値の単位が適用されます。詳細は呼値ページでご確認ください。

SORをご利用するにあたってのご注意

東証価格に劣後した約定について

当社のSORは東京証券取引所とPTS2市場の気配を参照し、東京証券取引所の最良気配と同等または有利な気配の提示がある場合、PTS市場に対しIOC注文を行い、東証価格と同等または有利な価格での約定となることを目指しています。一方、上記システム判定に要するレイテンシに起因して、PTS及びMSプールでの約定価格が約定時点における東証価格に劣後する場合があります。

当社では、当該約定の発生状況にかかる第三者評価の結果を開示する事により、お取引の透明性確保に努めてまいります。

売買取引の停止または制限

次の事由が生じた場合には、当社、モルガン・スタンレー社及びジャパンネクスト社が、売買取引の一部もしくは全部を臨時に停止または制限し、あるいは規定時限外に取引をすることがあります。

  • 対象銘柄が上場している主たる取引所が売買停止等の措置を行った場合、または日本証券業協会が取引所金融商品市場外取引を停止した場合
  • SORシステムの稼動に支障が生じた場合等において売買取引を継続するのが適当でないと当社が認める場合
  • MSプールの稼動に支障が生じた場合等において売買取引を継続するのが適当でないと当社またはモルガン・スタンレー社が認める場合
  • 私設取引システムの稼動に支障が生じた場合等において売買取引を継続するのが適当でないと当社またはジャパンネクスト社が認める場合
  • 対象銘柄について発行会社またはメディア等により発行会社に関する「重要事実」に関する報道がなされた場合で、当該情報の内容が不明確である場合または情報の内容を周知させることが必要である場合等、売買を継続することが適当でないと判断した場合
  • 売買の状況に異常がある、またはそのおそれがある場合等で売買取引を継続するのが適当でないと認める場合 天災地変、政変、同盟罷業、外貨事情の急変、外国為替市場の閉鎖等、不可抗力と認められる事由により、取引の注文及び約定の執行、金銭及び有価証券の授受等が遅延しまたは不能となったとき
    取引の公正性確保のため必要と認めた場合
    一定の時間内に当社が受注した注文の件数または金額等の合計が当社の定める制限値を超過し、売買取引を継続するのが適当でないと当社が判断した場合
    その他、売買取引を停止または制限すべきと判断した場合

50単元超の信用新規売り注文について

SORを選択し、50単元超の信用新規売り注文をした場合、当該注文は下記の方法で発注されます。
空売り規制価格※1より低い価格を指値で指定した場合、自動的に空売り規制価格に変更いたします。その後東京証券取引所やPTS市場の約定価格に応じて空売り規制価格が下落した場合、お客様の指定の指値に到達するまで空売り規制価格に追随して変更されます。(空売り規制発動の翌営業日も東京証券取引所と同様の動きとなります。)
ただし、相場急変時は指値の変更が取引所でエラーになり、当該注文は失効する場合もございます。

※1 空売り規制価格は、下記のように計算いたします。

  • 空売り価格規制発動前 基準値段価格※2✕0.9+1ティック
  • 空売り価格規制発動後 初値が決まるまで 基準価格+1ティック
    下降局面ダウンティック※2の時 直近約定値段+1ティック
    上昇局面アップティック※2の時 直近約定値段と同値段
  • 空売り価格規制発動翌営業日 基準値段+1ティック
    下降局面※2の時 直近約定値段+1ティック
    上昇局面※2の時 直近約定値段と同値段

※2 用語のご説明
基準値段価格…前日の終値(配当金や株式分割等のコーポレートアクションにより調整が入る場合があります)に配当を加味した価格
下降局面ダウンティック…直近公表価格がその直前の異なる価格を下回っていること直近で約定した価格よりも低い価格のこと
上昇局面アップティック…直近公表価格がその直前の異なる価格を上回っていること直近で約定した価格よりも高い価格のこと

空売り価格規制についてはこちらをご確認ください。

その他のご注意

  • 流動性の低下等により、発注のタイミングによっては結果的に最良の価格とならない場合があります。
  • 東京証券取引所で待機している一部または全数量をキャンセルし、最も有利なPTS市場へ再発注した注文の一部または全数量が約定しなかった場合、残数量は東京証券取引所に再発注されます。
    東京証券取引所における注文の優先順位が下がることで約定までに時間がかかる、もしくは約定の機会を失う可能性があります。
  • 約定が取消される場合があります。PTS取引時間中に個別銘柄の売買停止措置が実施された場合であって、日本証券業協会により取引停止直前の約定が認められない場合、約定が取り消しとなる場合があります。
    また、システム障害等により株価等が異常値を表示した場合には、約定が取り消しとなることがあります。
    SORは約定価格が最善となりかつ約定率が最大となることを目指しておりますが、必ずこれらを達成できることを保証するものではありません。
  • SORはSLA(サービス品質保証)の適用対象とはなりません。
    ただし、当社またはモルガン・スタンレー社およびPTS認可業者の故意または重過失によりお客さまに不利益(価格差・未約定・取消不履行等)が生じた場合、証券事故処理が法令で認められる範囲に限り、原状回復(※)を行います。
    ※ 原状回復(証券事故処理)は東京証券取引所の価格を基準とします。
  • 東京証券取引所の制限値幅よりも有利な価格がPTS市場に存在した場合、本取引による注文が失効する場合がございます。
    その場合、市場選択より取引所を選択し再度の発注をお願いいたします。