アルゴ注文 POV(Percentage Of Volume)

アルゴ注文に関するご注意

アルゴ注文は2025年3月のサービスリリース時点では、SOR注文でのみ利用可能です。今後、東京証券取引所(東証)へ直接発注する注文でも利用できるよう準備を進めております。

POVとは?

POVとは、市場出来高に対して参加率を指定し、一定比率で執行するアルゴリズムです。
大口取引を行う際や自分の注文に対して売買高の少ない銘柄の取引を行う際に、市場の流動性にできるだけ合わせて売買したい場合に有効です。

  • POVはkabuステーション®のみで発注可能なアルゴ注文です。

POVのメリット

  • 大口注文の際や流動性の低い銘柄の注文の際に、市場価格への影響を過度に高めないように大きな注文を円滑に執行できる
  • 出来高に追随して注文を執行するので、出来高が多い時に注文量を増やし、出来高が少ない時には注文量を減らして発注される
  • 簡単な入力だけ手間を省いて注文執行
  • 出来高に追随して注文を執行するので、取引量の少ない銘柄では不利な株価で注文が成立する可能性も
POVの特長、利用方法を
動画で解説!

POVの特長

こんなお悩み、
POVがお手伝いします!

市場価格への影響を抑えて大きな注文を出したい

大口注文の際や流動性の低い銘柄の注文の際に、市場価格への影響を抑えて大きな注文を出したい。

自動で発注してほしい

相場状況や板を一日中監視できないので自動で発注してほしい。

大きな注文で証券会社から注意を受けた

不公正取引をするつもりはないのに大きな注文を出して証券会社から注意を受けたことがある。

市場出来高に対して参加率を指定して一定比率で執行する

POVは、市場出来高に対して参加率を指定し、一定比率で執行するアルゴリズムです。

市場流動性にあわせて注文を執行するので大口取引や売買高の少ない銘柄で有効

大口取引を行う際や自分の注文に対して売買高の少ない銘柄の取引を行う際に、市場の流動性にできるだけ合わせて売買したい場合に有効です。

POVの発注方法

POVを利用するには、 kabuステーション®の発注ダイアログからアルゴのラジオボタン(①)を選択し、プルダウンからPOV(②)を選択してください。
次に上限(売却の場合は下限)価格(③)と市場参加率(④)を入力し、注文確認画面(④)へ進みます。

取引チャネル kabuステーション®
上限(売却の場合は下限) POVは市場出来高に対して指定した参加率で注文執行を目指しますが、買注文では株価が指定した上限を上回っている場合には注文を執行しません。(売注文では下限を下回っている場合には注文を執行しません。)
有効期限 最大3週間先まで1日刻みで指定することができます。
市場参加率 上限30%までの指定が可能です。
口座区分 特定口座と一般口座でのご利用となります。NISA口座ではアルゴ注文はご利用いただけません。
訂正
  • 上限(売却の場合は下限)の訂正は可能ですが成行への訂正は出来ません。
  • 市場参加率の訂正は可能ですが、30%を超える参加率の指定はできません。
手数料 1つの注文から複数に分割されて約定した場合でも約定代金を合計して1つの注文として手数料を計算いたします。
POVのご注意事項
  • アルゴ注文をご利用いただくにはアルゴ注文同意書への同意が必要となります。
  • アルゴ注文をご利用になる際にはアルゴ注文取引ルールのご確認をお願いいたします。
  • また、アルゴ注文取引ルールに別段の定めがないときは、SORの取引ルールおよび現物取引の取引ルール信用取引の取引ルールが適用されます。
  • マーケット状況(マーケットの取引量、特別気配、ストップ高安、アップティックルール抵触など)によっては全約定しない可能性があります。
  • 出来高に追随して注文を執行するので、取引量の少ない銘柄では不利な株価で注文が成立する可能性があります。
  • 当社の提供するアルゴリズムはモルガン・スタンレーのアルゴリズムを利用したものですが、各アルゴリズムの挙動を決定するパラメータは当社にて指定しております。当社が提供するアルゴリズムの名称はモルガン・スタンレーにおける名称とは異なり、これらの名称は当社のサービス名称です。
  • アルゴリズムの一部は大口取引を行う際などに有効です。「POV」、「TWAP」、「リバージョン」をご利用いただく際は一定の株数(7単元程度)以上を目安にご注文ください。一定の株数に満たない場合は、分割発注が行われず一度に全ての注文が執行されるなど、期待する効果を得られないことがあります。