新年のご挨拶

coming soon...

謹賀新年

二宮明雄

新年、明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、謹んで初春のお慶びを申し上げます。

お客さまにおかれましては、資産の形成・運用のために、大切な資産をauカブコム証券にお預けいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。

2023年の我が国ひいては世界経済を取り巻く環境を振り返りますと、まずは、ウクライナ紛争の長期化に加え、イスラエル・パレスチナ間の武力衝突の勃発といった地政学的な要因を背景に、資源・穀物などの価格が大幅に変動したことが挙げられます。

こうした中、米国では長期金利が一時、16年ぶりとなる5%まで上昇し、日米の金利格差などを背景に円相場が一時1ドル=151円後半と、33年ぶりの円安水準に迫る場面がありました。また、我が国では日本銀行総裁の交代やイールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みの再修正など、1年間を通じて、さまざまな出来事がありました。

2024年の干支は、「甲辰(きのえ・たつ)」です。その道の専門家(※1)によると、甲(こう・きのえ)は「革新の動きが始まる」、辰(しん・たつ)は「理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろの抵抗や妨害と闘いながら歩を進めていく」を意味するそうです。そして、甲辰は「旧体制の殻を破って、革新の歩を進めなければならない」とのことです。要すれば、「革新の年」となりましょう。

相場の格言では「辰巳(たつみ)天井」と言われます。そして実際のデータを見ますと、十二支の中で、辰年は、1950年以降で日経平均株価の年次騰落率が28.0%と、2位の子年(ねどし)の22.5%、3位の亥年(いどし)の16.5%などを抑えて、堂々の首位に位置しています。(※2)

歴史を紐解きますと、前回60年前の「甲辰」は1964年です。この年には世界初の高速鉄道である東海道新幹線の開業、日本武道館の開館、そしてアジア初となる東京オリンピック(夏季大会)の開催など、高度経済成長期の日本を象徴するイベントが相次ぎました。まさしく「革新の年」でありました。

翻って、2024年1月、政府が注力する「資産所得倍増プラン」の目玉として、非課税保有期間の無期限化、口座開設期間の恒久化、年間投資枠と非課税保有限度額の拡大を柱とする新たなNISA(少額投資非課税制度)がスタートしました。「人生100年時代」の資産形成の一つの手法として、「長期」「積立」「分散」の投資を後押しする新NISAが大いに活用され、日本の経済、社会などが活力にあふれる年となることが期待されます。

このような時代にあり、auカブコム証券は、総合金融グループであるMUFG、au経済圏を持つKDDIのジョイントベンチャーという強みを活かし、「すべてのひとに資産形成を。」というミッションの実現に向けて、さらに邁進してまいります。そして、国家プロジェクトである「資産所得倍増プラン」の実現に貢献すべく、お客さま本位の商品・サービスを提供してまいります。

2024年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年元旦
代表取締役会長兼社長
二宮 明雄

(※1)安岡正篤著「干支の活学」(プレジデント社)
(※2)auカブコム証券調べ

ページの先頭へ戻る

ページの先頭へ戻る