頻発するサイバー攻撃への対策は?サイバーセキュリティ関連7銘柄! 頻発するサイバー攻撃への対策は?サイバーセキュリティ関連7銘柄!

頻発するサイバー攻撃への対策は?サイバーセキュリティ関連7銘柄!

サイバー攻撃を受ける企業が増加し、サイバーセキュリティへの関心がこれまでになく高まっています。
サイバー攻撃とはサーバーやパソコンなどの情報端末に対して、外部から侵入し、ネットワークを通じてシステムの破壊やデータの窃取、改ざんなどを行う行為を指します。
21年のサイバー攻撃ではランサムウェアと呼ばれるものが目立っています。
これは、パソコンなどが感染し、企業や団体などが保有するデータを暗号化したりすることで使用不能にし、復元と引き換えに“身代金”を要求する不正なプログラムです。
21年5月には米石油パイプライン大手のコロニアル社がランサムウェアの攻撃を受け、一時操業を停止する事態となっています。
ロシアによるウクライナ侵攻でもサイバー攻撃が取りざたされています。

日本でも、今年3月1日にトヨタ自動車が国内全14工場の稼働を停止しました。
要因は取引先の部品会社がサイバー攻撃を受けたことで、システム障害で部品の供給が滞る恐れが生じたことが要因です。
トヨタ系部品メーカーのデンソーも3月13日に、ドイツにある販売・設計開発拠点のネットワークがランサムウェアによる不正アクセスを受けたことを明らかにしています。

また、アニメ制作老舗の東映アニメーションは3月に第3者によるネットワークへの不正アクセスを受けたことを確認したと発表しています。
社内システムの一部を停止し、同社製作のアニメの放映スケジュールに影響が出たそうです。日本でも被害が増加しています。

米グーグル(GOOGL)は先日、情報セキュリティ大手の米マンディアント社を約54億ドル(6200億円)で買収すると発表しました。
セキュリティ関連サービスのサービスを拡大することで、クラウドコンピューティング事業の強化を図ることが目的としています。今回のM&Aにはロシアのウクライナ侵攻も影響したとの見方もあります。
大手のシンクタンクではサイバーセキュリティ市場は2026年に2117億ドルと、21年に比べて6割増加すると試算しています。

サイバーセキュリティ関連7銘柄銘柄

今回はサイバーセキュリティ関連銘柄を取り上げます。

網屋(4258)

ネットワークセキュリティ事業とデータセキュリティ事業に展開しています。
社名にある「網」はネットワーク(語源は網)に由来しています。
ネットワークセキュリティ事業はテレワークやWi―Fi増でのネットの環境整備需要増を追い風に事業を拡大しています。
また、データセキュリティ事業では「ランサムウェア」など重要データを狙ったサイバー攻撃などが急増しており、需要が増加しています。
いずれも同社に依頼すればワンストップで解決するうえ、サブスク(一定課金)なのでコストも抑えることが出来ます。

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グローバルセキュリティエキスパート(4417)

民間企業や官公庁の情報通信ネットワークを防御するサイバーセキュリティの専門企業です。
コンサルティング、脆弱性診断、セキュリティソリューションなど、日本初のセキュリティ全体像を網羅した教育サービスを提供しています。

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サイバーセキュリティクラウド(4493)

AI技術を活用したWebセキュリティサービス「攻撃遮断くん」の提供が主力です。
Webサイト・Webサーバーへのサイト攻撃を可視化・遮断します。
導入社数・サイト数で国内首位となっています。
22年2月以降にハッカーからの不正アクセスの検知件数が急増しているとし、3月から製造業向けに「サイバー攻撃緊急対策パック」の提供を開始しました。

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FFRIセキュリティ(3692)

独立系のサーバーセキュリティ企業です。標的型攻撃を防ぐ「ヤライ」など独自技術に定評があります。
官公庁などを軸に多数の導入実績を誇っています。
情報家電などの組み込み機器分野関連のセキュリティに強みがあります。案件獲得のための体制整備を強化中です。

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ラック(3857)

情報セキュリティ事業に強みがあります。
日本最大規模のネットワークセキュリティ監視センターを有しています。

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デジタルアーツ(2326)

ネットセキュリティ専業です。
セキュリティ対策の重要性追い風に企業や官公庁などに展開しています。海外にも子会社通じ進出しています。

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セキュアヴェイル(3042)

情報セキュリティ構築やログ(履歴)分析サービスに特化した企業です。

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和島英樹

和島英樹

経済ジャーナリスト。

日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年ラジオNIKKEIに入社。
東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。
2020年6月に独立。企業トップへの取材は1,000社以上。
ラジオNIKKEI担当番組に「マーケット・プレス」など。
四季報オンライン、週刊エコノミストなどへ寄稿多数。
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。
日本テクニカルアナリスト協会評議委員。

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