株式投資は、投資の中で一番有名で人気がある分野ではないでしょうか。
日本証券業協会の報告によると、2022年6月時点において残高のある証券口座の数は3,000万を超えています。それほどまでに人気のある株式投資に興味を持ち、この記事をご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな株式投資のメリットを解説します。
株式投資のメリット
株式投資のメリットとしては、当然ですが利益を得られることです。世界大富豪のトップは、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏やアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏など、企業の創業者でその会社の株を多く持つ人が名を連ねています。
株式投資の可能性
そんななか、世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、株式投資で巨万の富を築いています。
日本でも株式投資などの金融商品で、憶単位の資産を築いた個人投資家もいらっしゃいます。
このように、資産形成の手段として、株式投資には大きな魅力があるといえます。
そんな株式投資で利益を得る方法は、主に3つあります。
株式投資で利益を得る3つの方法
それぞれ説明します。
値上がり益
値上がり益とは、その名の通り株価の値上がりによって得られる利益を指します。キャピタルゲインとも呼ばれます。
例えば、10万円の株が20万円に上昇したら10万円の利益が得られます。
その反面、値下がりリスクもあるため、銘柄選びや購入のタイミングが利益をえるために重要となります。
株価が10倍に!「テンバガー」
なお、株価が10倍になることを「テンバガー」と言います。数年間や十数年ほど掛けて10倍になるケースが多い中、ほぼ毎年わずか1年で株価が10倍になる銘柄もあります。
値上がり益で大きな利益を得ることが、株式投資の大きなメリットであり醍醐味といえます。
配当金
配当金(株主配当金)はインカムゲインと呼ばれるもので、企業が利益を上げた際に株主へ還元を行う際に得られる利益です。配当金は、年に1~2回ほど付与されます。
1株当たりいくらの配当金を出すか決められ、株数が多い方が多くの配当金を得ることができます。
利回り3%超え「高配当銘柄」
一般的に、配当金の利回り年率3%を超えると高配当銘柄と呼ばれます。少数ですが、5%以上の配当利回りを誇る銘柄もあります。
配当金は、企業の業績によって増やす場合(増配)もあれば、減らす(減配)場合もあります。また、配当金を出さない企業もあります。
株主優待
日本の上場企業には、外国株にはないメリットである株主優待があります。
上場企業の株式を購入すると、その保有株数に応じてカタログギフトやお米、割引券など、その企業が用意した様々な優待品をもらうことができます。
「権利付き最終日」まで株式を保有していることが条件
株主優待と配当金をもらうには、企業ごとに定められている日に株式を保有していることが条件となります。この株式を保有していなければならない日のことを「権利付き最終日」といいます。権利付き最終日の取引終了時点まで株式を保有していると、配当金と株主優待をもらうことができるのです。
2022年の時点において、株主優待を実施している上場企業は1,500社以上もあります。
株式投資のメリットについてまとめ
- 大きな利益を得て資産を増やしたり、優待品をもらえたりする
- 値上がり益:
株価が上がることで得られる利益 - 配当金:
株主が年に1,2回得られる収入。3%以上の配当も - 株主優待:
株主に優待品を贈る日本企業独自の施策、1,500社以上が実施