純粋期待仮説
- 読みじゅんすいきたいかせつ
- 分類債券
- 別名ピュア・エクスペクテーション・ハイポセシス
意味
長期金利は将来の金利の期待値で決定されるという理論のことです。これは、長期の金利で運用しても、短期の金利で運用しても、結果が同じになるように長期の金利が決められるという理論です。期待値とは、将来金利の予測値のことです。
例えば、現在の1年物の短期金利が10%であるとします。1年先に1年物の預金金利がいくらになっているのかはわかりませんが、現時点でこれを12%と予想するのであれば、2年物の長期金利は、約11%に決まるという理論です。つまり、長期金利11%で2年間運用するのと、短期金利10%で1年間と1年先の短期金利12%で1年間運用した結果が等しくなるということを示しています。