権利入札
- 読みけんりにゅうさつ
- 分類売買・取引
意味
制度信用取引を行っている銘柄について株式分割等が行われた場合には、証券金融会社において行われる権利入札により決定される新株引受権価額で約定価額を調整することにより、権利の処理が行われます。
例えば、証券金融会社における貸借取引において、権利付最終日に融資残高が貸株残高を上回っている場合、証券金融会社では証券金融会社名義となっている融資超過分が「売入札」にかけられます。入札の対象となった株数について、顧客(当該銘柄について信用取引を行っていない方も可能です)は証券会社を通して証券金融会社に入札を申し込みます。入札価格の高い順に入札株数の範囲内で落札され、落札合計代金を落札株数で除したものに、割当率を乗じたものが新株引受権価額となります。
一方、証券金融会社において、貸株残高が融資残高を上回っている場合には、証券金融会社が新株引受権を買い取る「買入札」が行われることになります。