グロース・リセッション
- 読みぐろーす・りせっしょん
- 分類経済
意味
グロース・リセッションとは、景気が後退するものの経済成長率はプラスを続ける状態をいいます。経済の成長期においては、企業の資本設備、公的な社会資本、家計の住宅などが不足な状態にあるため、在庫循環の下降局面においても固定投資は伸び率が低下こそすれ、増加を続ける傾向があります。このことがグロース・リセッションをもたらします。1950年代半ばから1970年代半ばまでの高度成長期の日本の景気後退期はまさにグロース・リセッションで、不況期でも5%程度の成長率が維持されました。