暗黒の水曜日
- 読みあんこくのすいようび
- 分類経済
- 別名ブラックウェンズデー
意味
1992年9月16日(水)にジョージ・ソロス氏率いるヘッジファンドのポンド売りに対し、イギリス通貨当局がその攻防に敗れ、ポンドが事実上のERM(欧州為替相場メカニズム) 脱退となった日のことをさします。当時、イギリス経済が低迷していたにも関わらず、ポンドが過大評価されていることに目を付けた、ジョージ・ソロス氏率いるヘッジファンドのクウォンタムファンドがポンド売りを浴びせ、イングランド銀行などによる防戦を破り、大幅なポンド安に追い込みました。最終的に売り浴びせに負けたポンドは、ERMを脱退し、変動相場制へと移行することになりました。なお、イギリスがERMを脱退し、ユーロ導入を断念して以降、イギリス経済は、1993年から2008年まで長期に渡って、失業率の改善・安定経済成長・安定インフレ率を実現しました。