ブリックス(BRICs)
- 読みぶりっくす
- 分類経済
意味
ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4ヵ国の頭文字を並べた「BRICs」は、米ゴールドマン・サックス証券が2003年10月に発表した投資家向け報告書『Dreaming with BRICs: The Path to 2050』で初めて使用されました。
この報告書では、これらの新興経済国が2050年までに世界経済で重要な役割を果たすと予測され、その後、BRICsは国際経済や政治における用語として広く使われるようになりました。
その後、2010年に南アフリカ(South Africa)が正式に加わり、「BRICS(ブリックス)」と呼ばれるようになりました。近年では、BRICSの影響力が拡大する中で、他の新興国も関心を寄せており、拡大版の枠組みとして「BRICS+(BRICSプラス)」という概念が登場しています。
BRICS+ とは、BRICS諸国が他の新興国や途上国(たとえばサウジアラビア、アルゼンチン、エジプト、イラン、UAEなど)と連携を深め、より大きな経済的・政治的影響力を持つことを目指す枠組みです。これによりBRICSは、グローバル・サウス(南半球諸国)の代表として、既存の国際秩序に対するオルタナティブ(対抗軸)としての役割を強化しようとしています。
