プラザ合意
- 読みぷらざごうい
- 英文Plaza accord
- 分類経済
意味
1985年に米国ニューヨークのプラザホテルで行われた、先進国5カ国(日・米・英・独・仏)による為替レートに関する合意です。
過度なドル高の是正のために向けたG5各国の協調行動への合意、いわゆる「プラザ合意」が発表されました。具体的には「基軸通貨であるドルに対して、参加各国の通貨を一律10~12%幅で切り上げ、そのための方法として参加各国は外国為替市場で協調介入を行う」というものでした。
日本ではドル高の修正により急速に円高が進行し、輸出が減少したため、国内景気は低迷しました。円高不況に対する懸念から、日銀は低金利政策を採用し続けた結果、企業が円高メリットを享受し始めたこともあり、国内景気は回復に転じました。その後、低金利局面と金融機関による過度の貸し出しが過剰流動性を招き、株式や不動産への投機を加速させ資産価格が高騰し、いわゆるバブル景気が起こることになりました。