特別会計
- 読みとくべつかいけい
- 英文Special account
- 分類経済
意味
国の予算の中で、特定の目的に使うために特定の財源から調達する会計のこと。
国の会計は、毎会計年度に単一の会計、つまり、「一般会計」で一体として整理することが、経理の明確化や財政の健全性を確保する見地からは望ましいものとされています。
国の行政の活動が広範かつ複雑化してくると、受益と負担の関係が不明確になるなど、単一の会計ではかえって各事業の成績計算、資金の運営実績などについて適切な計算、整理ができない結果ともなりかねません。そこで、このような場合には、特別の会計を設け、一般会計と区分して経理することが必要となってきます。このため、我が国の会計は、国家の基本的・一般的な経費を含んだ「一般会計」のほか、特定の収入、特定の支出をもって一般会計とは経理を別にする「特別会計」を設けることとしています。