『CEATEC 2026』に行ってきました!
10月13日~16日 幕張メッセ(千葉県)で「CEATEC 2026」が開催(ジャパンモビリティショー・ビズウィーク併催)されました。

CEATECはデジタルイノベーションの総合展です。
2000年に第1回を開催し、当時はデジタル家電の見本市として発展を遂げました。
2016年には「脱・家電見本市」を宣言。
みらいの社会や暮らしを描く「Society5.0」の実現を掲げ、デジタルイノベーションの総合展へと大きく舵を切っています。
27回目となる今年の開催テーマは「Transformation-企業が、産業が、そして社会が変わるー」。
主催者によると、優れた技術や構想を披露する場にとどまらず、社会実装を加速する場として開催するとしています。
CEATEC 2026では4つの展示エリア(一般展示、Xパーク、ネクストジェネレーションパーク、グローバルパーク)に821社/団体が出展しました(昨年は810社/団体)。
このうち新規出展者は338社/団体で、全出展者の41%を占めています。
4日間の会期で11万人を超える来場者数を見込んでいるとのことです。
私も、取材に行ってきました~~。
ロボットを自律的に動かすフィジカルAI(人工知能)関連を展示が目立ちました。
日立製作所や三菱電機、村田製作所などがフィジカルAI関連の展示を行っていました。
取材したブースをピックアップします。

AIやデジタルツインなどの先進テクノロジーによるレジリエント(弾力性や回復力がある)な社会の実現に向けた取り組みを紹介している。
会場ではゴジラを活用した体験演出を通じて、災害などの社会課題への対応を支える富士通の技術を、来場者に直感的に体験できる展示などを行っている。
ゴジラが来襲したとの想定で、災害対策の検討を支援するデジタルリハーサル体験ができる。
また、ブースでは人間の動作を通じて、ゴジラがビルを壊す疑似体験ができる。
具体的にはまず、来場者が手や足を動かすのを、4台のカメラで収録。
骨格などをAIが認識しデータ化、この動きをゴジラが再現して映像の中で、ビルを壊すという流れだ。
筆者も体験したが、実際に自分がゴジラになったかのような気分だった。
この骨格を認識するAI技術は、難易度が高い体操競技の審判などにも用いられている。

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AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)と合同で、「未来の八百屋」の展示を行っている。
安川電機のフィジカルAIに対応したロボット「MOTOMAN NEXT」とAWSのAIを連携させて、人間の指示でロボットが動く。
ロボットの周辺にジャガイモ、ニンジン、バナナ、トマトなどがそれぞれカゴに盛られている。
例えば、人が「今晩のメニューはシチュー」と語りかけると、ロボット経由で「シチューに入れるニンジンとジャガイモがあります。いくつずつ取りますか?」などと音声で応える。
「2つずつ」といえば、指示通りに手前のカゴに運搬するという流れだ。
筆者も体験したが、オペレーションはスムーズだった。
「MOTOMAN NEXT」はエヌビディアのチップが搭載された先端品。
ロボットに作業を覚えさせる「教える・試す・直す」の繰り返しを、生成AIのエージェントが人の代わりに回す仕組み。

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世界で初めて実証に成功した「メタオプティクスミラー」を用いた網膜直接描画(DRP)ディスプレイのデモ機を展示。
スマート眼鏡のレンズの一角に埋め込み可能な薄型レンズを搭載。
目の網膜に直接映像を届けることができる技術で、視力やピント調節能力に左右されず、視力が弱くてもクリアな画像を見ることができる。
目のピント合わせが不要なため、スマートフォンなどの画面凝視による視力低下や目の疲れを抑えることができる次世代の視覚体験ができる。
まずは工場などでの作業向けを想定。
通常のスマート眼鏡は曲面ミラーの搭載などでスタイリッシュでなかったが、部品点数を抑えることで見た目を改善でき実用化が可能になっている。
自分の眼鏡に搭載すれば、視力矯正の必要もない。
「スマートグラス用ディスプレイ向けメタオプティクスミラー」は、CEATEC AWARD 2026において、経済産業大臣賞を受賞した。
https://www.tdk.com/ja/news_center/press/20261006_02.html

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電子部品の世界大手。
今回のメインデモンストレーションは、においをデータ化し、AI解析によってがんの兆しをとらえることを目指した「においセンサ」をデモ展示。
がんによる死亡率が増加しているが、当初は自覚症状がないため、受診が遅れて病状が悪化するケースがある。
国が推奨するがん検診の受診率は40%~50%にとどまっているという。
同社のソリューションは、人間の尿をにおいセンサでデジタル化してAIで解析することで、がん特有のにおいを検知することができるという。
日常的な「0次スクリーニング」でがんを可視化し、がん検診などの高精度な検査につなげることで、早期発見・早期治療による死亡数の減少につなげることが期待される。
同社が電子部品で培った有機・無機材料技術や薄膜技術などを応用した。
「においセンシング×AI」で挑む『がん』の早期発見は、CEATEC AWARD 2026の「優秀賞」を受賞した。
https://www.yuden.co.jp/jp/news/category/ceatec_award_2026.html

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手指の動きをフィジカルAIの学習データとして活用する「ハンドトラッキンググローブ」を展示。
このグローブには村田製作所独自の小型・高精度な3軸LF(距離の測定に用いられる)アンテナが採用されている。
装着者の細やかな手指の動きを3次元データとして取得し、画面上の3Dモデルやロボットハンドにリアルタイムに反映できる。
フィジカルAIでは手の動きが重要だがAIに動きの種類を覚え込ませる必要がある。
担当者によれば、フィジカルAIでは動きが比較的単純な足よりも、手の繊細な動きを学習させることが重要という。
人の手指動作を高精度に捉え、AI・ロボットにつなぐデバイス「ハンドトラッキンググローブ」はCEATEC AWARD 2026の「優秀賞」を受賞した。
https://corporate.murata.com/ja-jp/newsroom/news/company/general/2026/1006

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