Finatext社、ナウキャスト社との個人投資家向けアドバイザリーサービスの共同開発を開始
~ 「日経CPINow」開発のデータサイエンスチームと協働し、最新のFintech技術による資産運用サポートを拡充 ~
2016年9月9日
カブドットコム証券株式会社は、株式会社Finatext(本社:東京都千代田区、代表取締役:林良太、以下「Finatext」)と株式会社ナウキャスト(同、以下「ナウキャスト」)と協働で日銀OB等を中心に構成され金融市場の観測や統計分析の領域で高いスキルセットを保有する両社と、2012年よりいち早くAPIサービス(kabu.com API)を提供する等、個人投資家の取引環境のイノベーションを推進してきた当社のノウハウの融合による資産運用のアドバイザリーサービスの共同開発を開始いたします。
Finatextと当社は、2016年4月に協業を発表し、これまでFinatext独自のアルゴリズムを使用した個別銘柄ランキング「ソーシャルモメンタム」をkabuステーションの利用ユーザー向けに提供しております。
さらに、当社が定める一定の要件を満たすお取引をいただいているお客さまより個別にご希望・ご承諾をいただいた場合に限り、実際の取引記録等の分析に基づき、個別のお客さまにマッチした運用手法や取引手法をFinatextとナウキャストのデータ解析技術によりご提示するよりハイクラスなプライベートアドバイザリーサービスを構築・ご提供することにより、お客さまの投資成績の向上に貢献してまいります。
株式会社Finatextについて
2014年設立の東京大学発Fintechベンチャー企業。金融に関する豊富な知識・経験を基盤に、それを誰にでも分かりやすいUI/UXに落としこみ、非常に短い期間で開発を行う技術力を持ちあわせております。モバイル金融サービスの開発・企画・運営に強みを持っており、日本一株予想の集まるアプリ『あすかぶ!』やFXアプリ『かるFX』、投信選びをサポートするアプリ『Fundect』、そして独自の投資信託のデータベースである『AssetArrow』を開発・運営しております。また、2015年度に行われたマレーシア最大の銀行Maybank主催のFintechコンテストにおいて日本企業で唯一選抜され優勝するなど、グローバル展開も注力しております。
株式会社ナウキャストについて
ナウキャストは「経済の“今”を知る」ことが出来る世界の実現を目指し、ビッグデータ解析により、消費者物価指数を始めとする経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行う東京大学発Fintechベンチャー企業。東京大学経済学研究科渡辺努研究室における『東大日次物価指数(現:日経CPINow)』プロジェクトを前身として2015年2月に設立されました。現在リアルタイム統計データベースサービス『NowcaSTats』を展開し、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しております。
Fintech時代に求められる金融機関の実践として
カブドットコム証券は1999年の創業以来、「金融のIT化」をその起業理念の一つに据え、技術主導によるリスク管理の追求と顧客満足度の向上に注力して参りました。2016年1月にはFintech領域における先端研究・事業開発を行う社内プロジェクトチームとして「kabu.com Fintech-Lab」を設立、これまでの経験とノウハウを踏み台として、次世代金融サービスへの挑戦と同時に、これまで以上に顧客志向で利便性が高いサービスの提供と拡充を目指して参ります。また、kabu.com Fintech-Labは、株式会社Finatext、株式会社ナウキャストをはじめとするFintech領域におけるスタートアップ企業と今後積極的に協業展開を推進し、Fintechを通した金融サービスの発展に貢献してまいります。