東京証券取引所による夜間取引市場開設への賛同の件
2014年7月30日
カブドットコム証券株式会社は、本日、東京証券取引所(以下、東証)の「現物市場の取引時間拡大に向けた研究会」報告書(以下、本報告書)において、「夜間取引の実現可能性についての検討が望ましい」との提言がなされたことを受け、当社も同提言に賛同し、東証による検討の結果夜間取引が開始される場合には、実務的な対応を進めていく方針を固めましたのでお知らせいたします。
金融庁および財務省が昨年12月に公表した「金融・資本市場活性化に向けての提言」においても、資本市場の活性化策の一つとして、東証の取引時間拡大の必要性について言及されていました。また本報告書においては、「夜間取引に対する関心は非常に強く」、「夜間取引の実現の可能性について検討をしていくことが望ましい」と述べられています。「顧客投資成績重視の経営」を経営理念に掲げる当社としましては、更なる取引機会をご提供することが個人投資家の皆様の利益にも繋がり、ひいては我が国の資本市場の発展にも繋がるものと考えています。
当社は2006年9月から2011年10月まで、国内初の競売買方式(オークション方式)を採用したPTS(私設取引所:Proprietary Trading System)市場を開設し、運営をおこなっていました。当社のPTSにおいては、2009年4月にはPTSと主市場(取引所)との自動最良執行注文(スマート・オーダー・ルーティング)の提供、2009年11月には呼値の小数点対応をおこなうなど、当社が創業以来強みとしているシステム力・IT力を利用した先進的な取り組みをおこなってまいりました。東証の夜間取引市場においても、PTS運営において培ったこのような技術やノウハウを活用することで、単に取引時間を拡大するだけにとどまらず、個人投資家の皆様にとって最良のサービスを提供できるものと考えています 。
東証において夜間取引市場の開設が正式に決定された場合には、当社は当該夜間取引市場に参加する方針です。今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
以上