kabuステーション®の時価配信に東証FLEXFullを全面採用
~ 板情報画面において小数点値段を集約し、従来の板視認性を確保 ~

2014年7月22日 [お知らせ]

本日7月22日(火)より、呼値適正化のフェーズ2が実施されました。TOPIX100構成銘柄においては、板画面に小数点表記が入ると共に、8本板で目視可能な価格幅が狭くなっております。本日より、kabuステーション®においては、8本板画面などの、フル板画面以外の全ての板画面を、東京証券取引所の相場報道システムであるFLEXStandardに加え、フル板サービス向けとして提供されるFLEXFullとを組み合わせて従来通りの広い価格幅の板画面を提供するよう内部的な情報配信基盤を大幅にリニューアルいたしました(※)。
今回、最大140本の小数点を含む板情報を整数単位に集約した上下8本の板表示を行う「サマリー板」を提供いたします。これにより、従来どおりの視認性は確保しつつ、最良気配は小数点表記を残す事で、呼値適正化のメリットを最大限に活用する事が可能となりました。

  • サマリー板の利用にはフル板オプション契約が必要となります。利用条件(無料利用条件有り)については文末の案内をご覧下さい。

kabuステーション®

サマリー板機能の特徴

  • 1円単位の従来の板表示へワンクリックで通常表記(小数点)と整数サマリー表記の変更が可能
  • TOPIX構成銘柄であれば画面数の制約なく整数に集約された板表示が可能
  • 整数にサマリーをしても、最良気配は確認できるように表示

サマリー板機能の特徴サマリー板の開発画面です。機能や外観は変更する場合があります。

呼値適正化について

  • 7月22日(火)より、TOPIX100銘柄を対象として呼値の適正化フェーズ2(小数点が発生)が実施されました。
  • 東京証券取引所は、「スプレッドコストの低下による価格改善効果の恩恵が中長期投資を志向する個人投資家・機関投資家を含む幅広い投資者に提供される事を目的としたもの」と表明しています。
  • 一方、この対応に関しては、ネット証券や対面営業を中心とする証券会社を含む多数の取引参加者に対するヒアリングも実施されており、いくつかの懸念材料も提示されておりました。

取引参加者からの懸念事項について

  1. HFT(高頻度取引)への対策。細かい呼値かつ高速な注文によって個人投資家がHFTなどに対抗できずトレーディングの機会が大きく減少する。
  2. システム面の懸念事項として、「注文件数の増大」、「約定率の低下」
  3. 呼値の単位が細かくなるため、目視可能な価格幅が狭くなり、取引を行いづらくなる。

当社における、これまでの呼値適正化への取り組み

当社では、上記3つの懸念点を当社として解決すべき課題と認識し、以下の施策に取り組んでまいりました。

当社として解決すべき課題 当社施策
(1) HFT(高頻度取引)への対策。細かい呼値かつ高速な注文によって個人投資家がHFTなどに対抗できずトレーディングの機会が大きく減少する。 2WAY注文の小数点対応。最良気配に対する、板上に注文を残さない、IOCによる高速注文であり、最良気配、今日TICK幅を小数点対応し、ますます俊敏な発注を可能とする事。
(2) システム面の懸念事項として、「注文件数の増大」、「約定率の低下」 フル板サービスの無料利用の拡大を推進すると共に、情報配信基盤の大幅なハードウェア増強を実施する事(6月に実施済み)。
(3) 呼値の単位が細かくなるため、目視可能な価格幅が狭くなり、取引を行いづらくなる。 今回対応の重要ポイント
  • 最大140本の価格を、上下8本に集約したサマリー板の提供
  • フル板画面における圧縮板の提供

当社における、kabuステーション®のフル板サービスが実質無料となった事により、FLEXFullを利用した情報配信の仕方がフル板画面に限らず、kabuステーション®の様々な箇所で提供できる事となりました。kabuステーション®で人気の株価予測もFLEXFullの膨大なデータを分析、高速に計算する事で算出しております。
当社の理念は徹底したリスク管理追求型のシステムをお客さまに提供していく事であり、今後も、機関投資家に負けない最新、最良のお取引環境をお客さまに提供してまいります。

圧縮板機能の特徴

フル板発注は「全気配表示」というコンセプトから、小数点呼値もフル板表示に対応いたします。気配のない小数点部分は不要とのご要望にお答えし、新たに圧縮板をリリースします。

  • 圧縮板OFF(無効)時:
    気配の出ていない価格帯も表示されます。
  • 圧縮板ON(有効)時:
    気配の出ていない価格帯が非表示になるため、左下図のように気配のない小数点部分が圧縮され、気配のある価格帯のみを表示します。

ご参考

フル板オプション契約でご利用いただけるサービス

フル板オプション契約でご利用いただけるサービス
フル板オプションとは、kabuステーション(本体)に追加して契約申込いただくことで下記5つの機能をご利用いただけるようになる追加オプション契約のことです。

  • リアルタイム株価予測
  • 全気配(板情報)表示
  • 全気配件数表示
  • 始値予想/終値予想表示
  • サマリー板

圧縮板機能の特徴サマリー板の開発画面です。機能や外観は変更する場合があります。

主要ネット証券各社フル板オプション提供状況・料金比較
(信用取引口座開設済みのお客さまの場合)

会社名 カブドットコム 楽天 SBI マネックス 松井
利用料金※1 無料(0円) 2,000円 条件付で利用可 300円 提供なし
発注機能 × × -
圧縮板 × × × -
サマリー板 × × -
  • 平成26年7月16日現在、当社調べ。いずれも税抜表示、各社の無料利用条件は考慮していません。

kabuステーション®(本体)基本料金・フル板オプション利用料金

口座状況/利用時期 初回申込みの翌々月第1営業日まで 初回申込みの翌々月第2営業日以降
信用口座開設済 本体・フル板オプションともに完全無料(0円)
信用口座未開設 本体・フル板オプションともに
無料(0円)
本体料金:900円(税抜)※1
フル板オプション:200円(税抜)※2
  • ※1kabuステーション®(本体)無料利用条件(以下のいずれかに該当すれば無料)
    • 当社全取引における約定回数が1回以上で翌月無料
    • お申込日の前営業日(継続は前月末)のお預り資産100万円以上で翌月無料
    • 先物オプション、FX、取引所CFDいずれかの口座を新規開設すると翌月無料
  • ※2フル板オプション無料利用条件(以下のいずれかに該当すれば無料)
    • 当社全取引における前月の手数料実績30,000円以上の場合は翌月無料
    • kabuステーション®(本体)の無料利用条件に該当し、且つ先物オプション口座を開設済みである場合は無料

呼値小数点化(呼値5,000円以下)に伴うTICK回数上昇への対応として
「2WAY注文」

「呼値の単位の段階的な適正化フェーズⅡ」におけるTOPIX100銘柄の呼値小数点化(呼値5,000円以下)への対応として、サマリー板、圧縮板の他、2013年10月にリリースした「2WAY注文」がございます。
2WAY注文は、激しい値動きの中でもワンクリックでの発注が可能な高速連続発注ツールです。呼値小数点化(呼値5,000円以下)後も、刻々と変化するマーケットでの瞬間的なお取引において、「売建」にも「買建」にも強い「2WAY注文」が強力にサポートしてまいります。

呼値小数点化(呼値5,000円以下)に伴うTICK回数上昇への対応として「2WAY注文」

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