主要ネット証券初!自社システム基盤をASPとして提供開始
~ 第一弾としてじぶん銀行に店頭FXシステムを提供 ~
2013年6月17日
カブドットコム証券株式会社は、平成25年6月10日より、自社の顧客向け取引システム基盤について、ASP(Application Service Provider:ソフトウェアサービス提供業者)として提供を開始いたしました。従来、株式やデリバティブ(先物・オプションなど)、FXなどの顧客向け取引システムは、大手証券の子会社による提供が一般的であり、国内主要ネット証券の中で、顧客向け取引システムをASPとして提供するのは初めてとなります。当社は、自社開発・自社運営システムによる市場取引サービスの顧客向け提供を特色・強みとしており、このシステムに対するインターフェースをAPI(Application Programming Interface)として提供するとともに、フルパッケージのASPとして提供することで、収益基盤の拡充を進めて参ります。
当社API、ASP導入のメリット
当社のAPI、ASPを導入することで、以下のメリットを享受することが可能です。
- 商品ラインナップ拡充を目的とした新商品・サービスの早期提供
- ソフトウェアの開発・保守・管理(バージョンアップやバグ修正など)のコスト節約
- ネット証券ならではの価格競争力のあるIT基盤利用による低コストオペレーション
活用事例
金融商品仲介とAPIの活用によるインターネットバンキングの商品拡充
金融商品仲介として、当社の証券口座を勧誘いただくとともに、インターネットバンキング内に当社APIを活用し、当社商品の残高表示や発注画面を作り込んでいただくことで、インターネットバンキングの魅力アップと収益化を図ることができます。
ホワイトラベルサービスの活用による自社商品としての提供
当社からAPIをホワイトラベルサービス(当社名を入れず、ご利用金融機関様のサービスとすること)として提供させていただくことで、迅速に商品拡充いただけます。
API、ASP提供実績
当社では、平成24年4月より、株式・先物を中心としたAPI環境「kabu.com API」を提供しております。 「kabu.com API」は、平成25年5月末時点で投資助言業者やシステム開発会社など、約30社に公開しており、9社で約20個のツールが利用されております。また、個人投資家にもご利用頂いております。
kabu.com APIのイメージ
平成25年6月10日(月)より、当社の店頭FXホワイトラベルサービス(ASP)を、KDDI株式会社と株式会社三菱東京UFJ銀行が共同で設立したネット専業銀行のじぶん銀行に提供いたしました。当社の店頭FXシステムを基盤としながらも、スマートフォンに強いじぶん銀行の特徴を活かすためのカスタマイズを行っております。
kabu.com ASPのイメージ
今後の取り組み
平成26年より、少額投資非課税制度(NISA)がスタートいたします。非課税対象として、上場株式(株式、REIT、ETF、ETNなど)も対象となりますが、金融機関に対し、当社の金融商品仲介と株式のAPIを提供することで、導入金融機関の顧客サービス向上に参ります。
また、APIでは、日経225先物・オプション、TOPIX先物などの先物・オプションでの引き合いが多く、昨今、利用顧客の伸長著しいFXのASPサービスを取り揃えることで、デリバティブや外貨商品の取扱ニーズに応えて参ります。
その他にも、各金融機関の特徴、ニーズに応じて、当社のシステム提供を行って参りますので、お気軽にお問い合わせください。