新年のご挨拶をするにはもう1月も半ばを過ぎてしまいましたが、このコラムは2021年初回ということで、皆さま新年明けましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い致します!
今年の干支は丑ですね。
「丑はつまずき」という相場格言と、英語で丑はbullなので上昇の「ブル相場」という相場格言をよく耳にします。
個人的には昨年3月末から続いてきた株高が、新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬の誕生でさらに勢いをつける「ブル相場」になるのではないか、というよりそうなってほしいなと 願っています。
ですが予想して思い込んだまま売買をすることは百害あって一利なしですので、今年もしっかりチャートに向き合っていきたいと思います!
美しいチャート銘柄紹介
まずは、前回も見ていたこちらのチャート。
一度もみ合いを下に放れようとして失敗していたのでもみ合いの下限に引いた線を引き直してみました。
前回抵抗を受けたラインで再び抵抗を受けている事が分かります!
もみ合いの上限は赤いラインを引いたように始めの頃より下がっているので、どちらかというと下降に分があるでしょうか。
少し拡大して見てみます。
移動平均線大循環分析で見るとステージが第4から第5になり再び第4に下がってきています。
ここで帯(中期移動平均線と長期移動平均線の間)に跳ね返されて下がるかどうかも注目点になりそうです!
大きな流れで見るとこれまでに3回調整局面がありましたが、赤い200日移動平均線かその手前まで下がると跳ね返されて上昇しています。
ただ、現在は3段目の上昇になっています。
トレンド相場では3段上げ、3段下げが基本の形だと言われています。もちろん4段目以降も上昇や下降が続く場合もありますが、大きな調整が入る可能性もありそうなので直近に陰線をつけている動きが今後どうなるのか気になります。
再生可能エネルギー関連銘柄に注目してみる
今回はいつもと少し違う視点で、最近よく注目される再生可能エネルギーに関係する銘柄を選んでみました。
太陽光発電や風力発電、バイオマス発電、地熱発電を手掛けている企業です。 早速チャートを見てみましょう。
昨年10月頃から勢いよく上がっています!
それまでの動きが全く平坦に見えてしまうほど大きな上昇ですね。10月以降ずっと第1ステージを維持しています。
これだけ大きく上がると、利益確定売りがまとまって出る可能性もありますが、帯も広がっていて安定していますし、大局を表す200日移動平均線も綺麗な右肩上がりであることは間違いありません。
ここ最近深刻な電力不足が起こっているのでこの銘柄にはどんな影響があるのか、今後どんな相場展開になるのか、追いかけていきたいと思います。
日経平均と比べてみる
ユニクロやGUを運営するファーストリテイリングは日経平均の約10%を占めています。
2つのチャートを並べてみるとどれくらい違いがあるのかまたは同じなのかを見てみたいと思います!
左が日経平均、右がファーストリテイリングです。
すごく形が似ていますね!思った以上にそっくりでした。
ただ、昨年7月から9月頃にかけての下げはファーストリテイリングの方が少し大きいですね。
日経平均への影響が大きいこういった銘柄も一緒にチェックしていると投資家として一歩上の視点が持てそうです。 ほかに日経平均寄与度が高い銘柄はソフトバンクグループ(9984)や東京エレクトロン(8035)などがあるので、今後注目してみたいと思います!
短い足でもチャートがしっかりしている銘柄
3分足でもロウソク足の形がしっかりしていてチャート分析が活かせる銘柄に注目してみました。 今回は上昇も下降も綺麗な形をしていたTDKを見てみます。
3分足のように時間足を短くすると、ロウソク足が潰れたり点状のようになってしまったりする銘柄もありますが、出来高がしっかりしているとこのように日足と見分けがつきにくいくらい綺麗なチャートになります。
帯に跳ね返されながら3段上がったあと下降に切り替わり200本移動平均線も抜けて来ましたね!
トレンドが転換する時に一度上に動いているので一度は損切りになりそうですが、上昇も下降もトレンドが長く続いているのでデイトレーダーだったら狙ってみたい銘柄の1つです!
さて今回も5つのチャートに注目してみました!
コロナ禍で大変なことも多いご時世ですが、上がっている銘柄は本当に強い上昇を見せていますね。
チャートが示すサインに素直になって動きに乗っていきたいと思います。
それでは改めまして、本年も宜しくお願い致します!
陽和ななみ
ご注意事項
当コラムは投資の参考となる情報提供を目的としており、特定の銘柄等の勧誘、売買の推奨、相場動向等の保証等をおこなうものではありません。
また将来の株価または価値を保証するものではありません。投資の最終決定はご自身のご判断と責任で行ってください。詳しくは「ご注意事項」をご確認ください。