2020年10月12日にau PAY アプリの投資信託サービス「ポイント投資」をリリースいたしました。
今回は、au PAYアプリ「ポイント投資」のファンド選定を担当したファンドアナリストの川上さんに au PAYアプリ「ポイント投資」の概要と厳選ファンドについてうかがいました。
au PAY アプリ「ポイント投資」って何ができるの?
au PAY アプリ「ポイント投資」は、たまったPontaポイントで投資信託の購入ができるほか、au PAYアプリ上で保有資産の状況確認や追加購入、解約等の管理ができるサービスです。
au PAYアプリ経由でいらっしゃるユーザーやPontaポイント保有ユーザーは資産運用が初めてという初心者層の方が多いと想定されますので、わかりやすい操作性・表示方法に加えて使い勝手を意識したものとなっています。
また、これまでの投資信託の*トータルリターンなどが、時系列で視覚的に確認できるのも特徴といえます。
*トータルリターンとは、ファンド購入時から現在までのトータルの損益を示したものです。
トータルリターンの式は以下となります。
トータルリターン=評価金額-累計買付金額+累計売付金額+累計受取分配金額
私はアプリでトータルリターンを確認しましたが、全期間を選ぶと投資信託への投資を始めたときから月末値のデータがすべて見ることができるのがいいですよね!わかりやすいです!
au PAY アプリで投資信託の取引を行うためには、auカブコム証券で口座をお持ちでない方、お持ちの方、それぞれどのようなステップが必要ですか?
口座をお持ちでない方はまずはauカブコム証券に口座開設が必要です。こちらもau PAYアプリ上で可能となっており、簡単なステップで口座開設ができます。口座をお持ちの方はau IDをauカブコム証券にご登録いただければ、アプリ上でログインすることですぐに取引が可能となります。
皆さまau PAY アプリ「ポイント投資」をはじめるには、口座開設してくださいね!au IDはauユーザーでなくてもご登録いただけますよ。
au PAYアプリ「ポイント投資」での厳選ファンドとは?
アプリでは取引できる投資信託を限定していますが、なぜそのようにしたのでしょうか?
auカブコム証券で投資信託をお持ちでない方は、「投資信託を探す」から厳選ファンド29本と買付ランキング上位5本の34本(一部ファンドが重複するケースあり)の購入に限定されます。auカブコム証券取扱いの1,200本超の投資信託にアクセスできるわけではありません。私が選定したファンド29本を厳選ファンドと呼ばせていただいています。
ファンド数を限定した理由は、au PAYアプリ経由でいらっしゃるユーザーは、投資初心者層が多いとを想定し、投資信託選びで迷わないように工夫しました。
厳選ファンド29本は、好成績、ポテンシャル、バランス、不動産、金・商品、低リスク、低コストの7つのカテゴリーに分け、それぞれのカテゴリーからファンドを選択いただく仕組みとなっています。
なお、既に投資信託をお持ちの方は、「資産情報」で保有ファンド一覧が出てくるので、
ここから保有ファンドの追加購入や解約が可能です。したがって、既に投資信託をお持ちの方は34本に限定されません。
ファンドはたくさんあって迷ってしまいますよね!私も厳選ファンド29本を参考にして、次の投資信託の購入を検討したいと思います。この厳選ファンドは今後変わっていくのでしょうか?
厳選ファンド29本は、株式や債券などの指数に連動する運用成果を目指すインデックスファンドや指数を上回る運用成果を目指すアクティブファンドなどがあり、投資対象もできるだけ分散して、ラインアップしました。これらの厳選ファンドは、一定期間毎に見直していく予定ですが、ファンド選びで迷わないように数を限定するというスタンスは継続したいと思っています。また、一度選定したファンドは、できる限り継続していく予定です。
au PAYアプリ「ポイント投資」での注意点などはありますか?
このサービスでは、毎月一定額を決まった日に買い付けていくという積立投資には対応しておらず、一括投資のみとなります。加えて、NISA口座やつみたてNISA口座、ジュニアNISA口座での取引には対応していません。
お手元のスマホでたまったポイントをつかって資産運用をはじめてみてはいかがでしょうか。au PAYアプリ「ポイント投資」の使い方を説明した動画もご用意しておりますので、ぜひご覧ください。
au PAY アプリ「ポイント投資」厳選ファンド29本(2020年11月13日現在)
【好成績】(9ファンド)
- 企業価値成長小型株ファンド(愛称:眼力)
- 東京海上ジャパン・オーナーズ株式オープン
- iFree NEXT FANG+インデックス
- ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド(愛称:ポジティブ・チェンジ)
- ベイリー・ギフォード 世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤル・マイル)
- グローバル・フィンテック株式ファンド(1年決算型)
- netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
- 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)
- 深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)
【ポテンシャル】(3ファンド)
【バランス】(2ファンド)
【不動産】(3ファンド)
【金・商品】(2ファンド)
【低リスク】(4ファンド)
【低コスト】(6ファンド)
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim国内株式(日経平均)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
注:太字はPontaポイントがたまる対象ファンド
ファンドアナリスト 川上雅人
川上雅人
ファンドアナリスト
中堅証券会社にて日本株アナリストとして2年半経験。大手運用会社で18年間、投資信託のマーケティング業務に従事。2019年11月、カブドットコム証券(auカブコム証券)に入社し、ファンドアナリストとして投資信託、ETF等の情報提供を担当。投資信託を投資家目線でわかりやすく解説することを目指すとともに、投資信託の情報をもとにした投資アイデアを提供。
早速ですが、au PAYアプリの投資信託サービス「ポイント投資」についてご説明をお願いいたします!