お金が貯まらない人の特徴
貯蓄と収入の関係について、「収入が高ければ貯金もしやすい」「低収入だからお金が貯まらない」というイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、一概にそうとはいえないのです。収入が高くてもお金が貯まらない人もいれば、収入がそれほど高くなくてもコツコツ貯金できる人もいます。たとえば、いくら高収入でも、高級マンションの家賃など「収入に対する」生活水準が高ければそれだけ支出の割合が高くなり、お金は貯まりません。また、収入に対して背伸びしてマイホームや高級家具などを購入してしまうのも同様です。
一方で、自身の収入に見合った生活を心がけていれば、低収入でも少しずつ貯蓄に回すことができ、ある程度まとまった金額を作ることができます。このように、お金を貯めたいなら支出と収入の現状を把握し、それに見合った生活水準を保つことが大切なのです。
お金を増やすための準備をしよう
貯金をしたいなら、その前準備として、まずは目標を明確に立てましょう。「いつまでにどのくらい貯めるか」のゴールを設定し、「そのためには月々いくらを貯蓄に回せばよいか」を算出します。会社勤めであれば、給料から先取り貯金制度を利用するのもよいでしょう。また、銀行口座は用途に合わせて使い分けるとお金のムダ遣いを防げます。買い物の際はクレジットカードやポイントカードを活用し、ポイントを貯めてお得に買い物をするとよいでしょう。日々のお金の動きは、家計簿アプリで管理すると視覚化でき、貯蓄に有用です。
お金の増やし方・節約方法
貯金を増やしたいなら、節約を心がけることも大切です。まず、日常の買い物ではクレジットカードや電子マネーを活用し、ポイントが貯まらない現金払いは避けるとよいでしょう。買い物自体の回数を見直すことも重要です。必要なものだけをまとめて購入し、毎日行くのは避けましょう。外食や飲み会なども、付き合いでどうしても必要なもの以外は我慢すれば、無駄遣いを防げます。また、電気やガス料金も見直し、お得なプランがあれば切り替えることを検討しましょう。夫婦の場合、自動車保険の記名被保険者はゴールド免許を持っているほうにしたり、携帯電話のキャリアを同じにして割引を受けたりするなども、節約につながります。
コツコツ確実にお金を貯めよう!
「自分は給料が少ないから」といって、貯蓄をあきらめる必要はありません。収入と支出を洗い出し、現状を把握することで、月々貯蓄に回せる額が見えてきます。また、日々の生活において無駄遣いしている部分はないか振り返ることも大切です。自分の収入に見合った生活を心がけ、節約術を活用して着実に貯蓄を増やしていきましょう。