※こちらの記事は「マイナポイント事業」に関する情報を掲載しています。「マイナポイント事業」は2024年3月31日で終了していますのでご注意ください。
マイナポイント事業とは
マイナンバーカードはすでに取得済みですか?新型コロナウイルス感染症対策として国が1人10万円を支給する「特別定額給付金」のオンライン申請のために、マイナンバーカードの交付を申請したという方も増えているようです。
すでに交付を申請した方も交付の検討をしている方もぜひ確認をしておきたいのが、2020年9月開始予定の『マイナポイント事業』です。
マイナポイント事業は、マイナンバーカードの普及促進とキャッシュレス決済の浸透を目的としています。総務省がキャッシュレス決済事業者と連携をして、マイナンバーカード保有者でキャッシュレス決済を利用する方に対してポイント還元を行うものです。
20,000円分の買い物やチャージに対して1人あたり5,000円相当分までポイントが付与されます。還元率はなんと25%です!
マイナポイントをもらうためには次のような手続きが必要です。
<マイナポイントをもらうための手続きの流れ>
マイナポイントの予約はお早めに
手続きを一つずつ確認していきましょう。
(1)マイナンバーカードの取得手続き
マイナンバーカードは、自ら申請をして交付される顔写真入りのプラスチック製カードです。12桁のマイナンバーをお知らせする『通知カード』とは異なります。
申請は、通知カードに同封されている交付申請書を使い、いずれかの方法で行います。
・交付申請書での郵送申請
・オンライン申請
・一部のまちなかの証明写真機での申請
交付申請書がないという方は、総務省のホームページから交付申請書を印刷して郵送するか、市町村の窓口で申請書を発行してもらいましょう。
マイナンバーカードが、実際に手元に届くまでは約3~4週間程度かかる見込みです。
(2)マイナポイント予約をして『マイキーID』を発行
マイナポイントの予約には、下記の準備が必要です。
・スマートフォンの場合は、『マイナポイント』アプリと『JPKI利用者ソフト』のダウンロード
・パソコンの場合は、ICカードリーダライタと『マイキーID作成・登録準備ソフト』のダウンロード
アプリ等に表示される手順にそってマイナンバーカードを読み取り、暗証番号を入力すると、マイナポイントが予約され『マイキーID』が発行されます。発行されたIDとパスワードを必ず控えておきましょう。
スマホ等での予約が難しいという場合は、予約支援を行っている自治体もありますので、お住いの自治体にお問い合わせください。
なお、マイナポイントの予約者数が予算の上限に達した場合には、マイナポイントの予約を締め切る可能性があるそうです。予約は早めに行っておきましょう。
(3)マイナポイント申込
マイナポイントの付与を希望するキャッシュレス決済サービスを一つ選択します。これは2020年7月以降に手続きができるようになる予定です。マイナポイント事業のホームページに登録決済業者の一覧がありますので、どのキャッシュレス決済を利用するのか検討しておきましょう。
(4)キャッシュレス決済で買い物またはチャージでポイント付与
ポイントの付与方法や付与されるタイミングはキャッシュレス決済サービスごとに異なります。自分が選んだ決済サービスを確認しておきましょう。なお、買い物の時にはマイナンバーカードは必要ありません。
キャッシュレス決済の活用は、ポイント還元というプラス面だけではなく、手間や時間の節約にもつながってきます。マイナンバーカードは、今後健康保険証としての利用も予定されており、利用する場面が増えてくることが予想されます。ポイント還元というお得な制度が予定されているこの機会にぜひ交付を検討してみてください。
秋山友美
湘南・藤沢・茅ヶ崎の家計コーチ代表。
2005年よりファイナンシャルプランナーとしての活動を開始。
湘南に相談室を構え、20代から80代までの幅広い世帯に家計のアドバイスをおこなう。特に子育て世帯からの相談が多く、コーチングスキルも活かして女性の働き方や子育てなど総合的に相談にも乗っている。
家計相談、住宅購入相談、教育資金プランニング、退職後の人生設計、資産形成、保険見直しなど地域密着型の情報提供、アドバイスをしている。
男女共同参画センターや市町村主催の講座依頼が多数あり、家計管理やライフプラン、人生100年時代の資産形成、キャッシュレス決済などのテーマで講師としても活動中。また、地域情報誌にて「家計簿コーチング」連載中。
<保有資格>
CFP®(日本FP協会認定)(財)生涯学習開発財団認定コーチ
1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)