短期投資と長期投資の違い 短期投資と長期投資の違い

短期投資と長期投資の違い

短期投資と長期投資

「投資初心者は、長期投資が良い」と言われることがありますが、「長期にわたってお金が拘束され、必要な時に現金がすぐ手元に用意できないのではないか」といったイメージから、まだ一度も取引をしたことがない方もいるでしょう。
特にまだ若く自由に使えるお金が少ない方や、近い将来マイホーム購入などお金を使う予定のある方は、長期投資という言葉に不安を感じるかもしれません。

投資は必ずしも長期間行わなくてはならないというわけではありません。短期投資・長期投資それぞれに特徴やメリットがあります。

不安を解消し、自分サイズの投資スタイルを探していくために、まず短期投資と長期投資の違いを知っておきましょう。

<短期投資と長期投資の違い>

短期投資と長期投資の違い

※画像は筆者作成

短期投資は短い投資期間で大きな利益を得られる可能性もある一方で、その利益を狙おうと焦るあまりに損失を被る可能性もあります。大きく利益を得たい場合、一度にある程度まとまった金額を投資に回す必要もあるため、資金力が必要でもあります。

一方、長期投資は投資期間が長いため、一時的に価格が下落しても、再び上昇して相場が戻っていくのを待ちながら、時間をかけて資産を育てていく投資方法といえます。短期間で利益確定をしないため、生まれた利益がさらに運用されて利益を生む複利効果も期待できます。

また、積立投資であれば、ドルコスト平均法の効果により購入単価の平準化を図ることができるため、短期投資よりもリスクを抑える効果があります。さらには保有している間の配当や株主優待なども楽しめる可能性があります。

結局、短期投資と長期投資のどっちがいいの?

短期投資の場合、利益を得るためには常に値動きに目を向けておく必要があります。また、まとまった利益を出すためには、まとまった投資金額も必要になります。「資金や時間に余裕があり、緊張感を楽しめる人」向けといえるでしょう。

一方で、長期投資は必ずしも頻繁に取引をする必要もないため、短期投資ほど値動きに目を向ける必要はありません。株式(国内現物株式・単元未満株)や投資信託を一定額ずつ積み立てていくのであれば、少額から始めることもできます。

また長期投資といっても、必要な場合には、積み立てた投資商品を売却して現金化することも可能です。「仕事などが忙しく投資をする時間があまり取れない人」、「少額から投資を始めたいという人」、「あまり投資で一喜一憂したくない人」などに向いているため、投資初心者向けとも言われるのです。

長期投資は「長期間お金が拘束される」という不安をお持ちの方もいると思いますが、数年以上先に使うための資金を長期投資で育てていくという視点で考えれば、その不安も軽減されるでしょう。
そのためにも、今後のライフプランや投資目的を明確にすることが大切です。まずは少額の長期投資から、はじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

キムラミキ

キムラミキ

ファイナンシャルプランナー 社会福祉士

日本社会事業大学で社会福祉を学んだ後、外資系保険会社、マンションディベロッパーに在籍後、FPとして独立。現在は、株式会社ラフデッサン 代表取締役として、個人向けライフプラン相談、中小企業の顧問業務をお受けする他、コラム執筆、セミナー講師、山陰放送ラジオパーソナリティとしても活躍中。

また、ライフワークとして障がい児・者の親なき後の経済準備についての啓発活動を行う上での課題研究を行うため、放課後等デイサービスや学習に困り感のある子供の学習支援教室にて、障がいのある子供たちの学習支援にも取り組んでいる。

株式会社ラフデッサンHP
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