株価の動きに一喜一憂していませんか?
株式投資を始めたばかりの頃、株価が上昇すると期待を膨らませ、株価が下落すると売った方がいいのかと悩んでしまう方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。それは、投資戦略を立てずに投資を行っているからかもしれません。
株価の動きに一喜一憂するのではなく、ご自身の立てた投資戦略に基づいて、冷静に株価の動きに目を配り、売却、買い増しな595どの判断を行うのが望ましい姿です。まずは、「マイ投資ノート」を作ることで、ご自身の投資戦略をまとめてみましょう。
マイ投資ノートには、以下のような内容を銘柄ごとに書き込みます。
気づきや株価の動きも記録します。企業の発表や気になるニュースなどについて、新聞の切り抜き等を貼っていくことで投資家気分を味わえます。
マイ投資ノートにはどんなことを書く?
マイ投資ノートに、ルールはありません。自分で気になったことを自由に書き留めて、振り返りに活用してください。特に書き留めておきたいことは、以下の項目です。
【投資理由】
ある銘柄を購入しようと思った時(した時)、どんなところに魅力を感じて購入しましたか? 会社のビジョンですか? 商品ですか? 小さなことでもいいので、考えてみましょう。
【いくらで買うか(買ったか)】
株価がいくらの時に購入しましたか? その時どれくらいの値上がりがあったら売却しようと考えていましたか? その時に考えていなければ、現時点での考えで構いません。
【気づき】
期待した株価と、実際の株価の動きが異なる場合もあると思います。そのような時、なぜ期待した株価と実際の株価が異なったのか、反省点や成功体験をマイ投資ノートに記録して、自分の投資体験を蓄積していきましょう。
マイ投資ノートは、既に購入した銘柄のみならず、次に購入予定の銘柄についてもまとめてみるとよいでしょう。ある程度値動きを予測し、投資戦略を立て購入することで、株価の動きに一喜一憂する投資マインドから脱出できると思います。誰でも最初は初心者です。マイ投資ノートに実績を蓄積して、投資上級者を目指してみませんか?
執筆者:キムラ ミキ
ファイナンシャルプランナー 社会福祉士
日本社会事業大学で社会福祉を学んだ後、外資系保険会社、マンションディベロッパーに在籍後、FPとして独立。現在は、株式会社ラフデッサン 代表取締役として、個人向けライフプラン相談、中小企業の顧問業務をお受けする他、コラム執筆、セミナー講師、山陰放送ラジオパーソナリティとしても活躍中。
また、ライフワークとして障がい児・者の親なき後の経済準備についての啓発活動を行う上での課題研究を行うため、放課後等デイサービスや学習に困り感のある子供の学習支援教室にて、障がいのある子供たちの学習支援にも取り組んでいる。