失敗する人が陥りやすい3つの心理

投資を始めたい! または、投資を始めた方がよいですか? というご相談が増えています。ここでは、いざ投資を始めようと思った時に知っておきたい投資の心理を確認しておきましょう。

みんなと同じが安心! 「ハーディング現象(群衆心理)」
「みんな投資をやっているよ」と聞いて、自分も始めなくては、と焦ってしまう。
これは、バブル経済が生まれた要因とも言われている「ハーディング現象(群衆心理)」という心理状態です。「Herd(群れ)」から来ており、多数派と同じ行動をとることで安心感を得ようとする心理を指します。

流行に流される「バンドワゴン効果」
ハーディング現象と似ていますが、流行に乗り遅れたくないという心理が「バンドワゴン効果」です。「バンドワゴン」とは、行列の先頭をいく楽隊車を指し、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗るという意味があります。人気があるものはさらに人気になっていく効果を表します。

最初の経験が強い影響力となる「刷り込み」
「刷り込み」とは、幼少期などの短期間の経験が、長期間に渡って強い影響を及ぼすことを言います。投資を始めたタイミングが、その後の運用に影響を及ぼすという点で知っておきたい心理です。

心理状態を知った上でうまく活用しよう

ハーディング現象によって投資を始めることは、興味を持ち、行動を起こすきっかけになるという意味では一概に悪いこととは言えません。ただし、「何のために投資をするのか?」 「今、投資を始めるタイミングなのか?」など、貯蓄状況や今後のライフプランを踏まえて自分自身で判断することが大切です。

投資におけるバンドワゴン効果の典型例は、上がっている株式をみると「乗り遅れたくない!」という心理が働き、慌てて購入をしてしまうということです。実体が伴わずに人気だけで上昇しているようなケースの場合は、ちょっとしたきっかけで大きく値下がりすることも考えられます。利益確定や損切りのタイミングなど自分なりの投資ルールを決めて、ルールを守ることが対策となります。

また、下記の刷り込み例のように、投資を始めたタイミングの株式市場の状態が、その後の意思決定に少なからず影響を与えることもあり得ます。得られたはずの利益を見過ごしてしまう、損失を広げてしまうようなことが考えられますので、自分が投資を始めたタイミングで刷り込みが形成されていないかを確認しましょう。

<刷り込みの例>

投資を始めたタイミング 刷り込み 行動
上昇相場 株は上がっていくという刷り込み 株が下がると押し目買いをする
下落相場 株は下がっていくという刷り込み ちょっとでも上がると利益確定する

このような3つの心理状態は、自分ではなかなか気が付かず、コントロールできないものです。
そのため、いかに自分を客観視できるか、決めたルールを守れるかが重要となりますので、投資を始める時は、自分の投資方針やルールを決めるところから始めましょう。

秋山友美

執筆者:秋山友美


湘南・藤沢・茅ヶ崎の家計コーチ代表。
2005年よりファイナンシャルプランナーとしての活動を開始。
湘南に相談室を構え、20代から80代までの幅広い世帯に家計のアドバイスをおこなう。特に子育て世帯からの相談が多く、コーチングスキルも活かして女性の働き方や子育てなど総合的に相談にも乗っている。
家計相談、住宅購入相談、教育資金プランニング、退職後の人生設計、資産形成、保険見直しなど地域密着型の情報提供、アドバイスをしている。
男女共同参画センターや市町村主催の講座依頼が多数あり、家計管理やライフプラン、人生100年時代の資産形成、キャッシュレス決済などのテーマで講師としても活動中。また、地域情報誌にて「家計簿コーチング」連載中。

<保有資格>
CFP®(日本FP協会認定)(財)生涯学習開発財団認定コーチ
1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)

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