配当狙いの投資家必見!分散投資のアイデア 配当狙いの投資家必見!分散投資のアイデア

配当狙いの投資家必見!分散投資のアイデア

執筆者:Global X Japan

米国で注目されるインカム投資の分散先

利回りを追求する投資家は、生活必需品や不動産、公益事業など高配当セクターのウェイトを大きくする傾向があります。
一般的にこれらのセクターに属する企業は、安定した配当・キャッシュフローを生み出し、市場の変動性(ボラティリティ)に十分に耐えることができるからです。
とはいえ、特定のセクターやセクター群を中心にインカム狙いのポートフォリオを組むことはリスクとなり得ます。

そのため米国では、インカム投資の分散先としてオプションを活用したインカム戦略「カバード・コール戦略」に注目が集まっています。
早期から市場にカバード・コール戦略のETFを提供してきたグローバルXにおいて、米国上場のカバード・コールETFの残高合計は約120億ドルと、直近3年で9.6倍超に急拡大しています(図1)。

図1:グローバルXのカバード・コールETFの残高

カバード・コール戦略で高い利回りを実現

カバード・コール戦略とは、特定の資産(原資産)を保有しつつ、保有している資産のコール・オプション(予め決められた価格:権利行使価格でその資産を買う権利)を売却する投資戦略です(図2)。
オプションを売却することにより、保有する資産の権利行使価格を超える値上がり益を放棄する代わりに、オプションプレミアムを獲得することができます。
グローバルXのカバード・コールETFでは、獲得したオプションプレミアムの一部を投資家に分配しています。

図2:カバード・コール戦略の構築プロセスと損益イメージ

グローバルXの代表的なカバード・コールETFは、NASDAQ100指数を対象とするグローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)、S&P 500指数を対象とするグローバルX S&P 500・カバード・コール ETF(XYLD)、Russell 2000指数を対象とするグローバルX Russell 2000・カバード・コール ETF(RYLD)、ダウ・ジョーンズ工業平均株価を対象とするグローバルX Dow 30・カバード・コール ETF(DJIA)です。
なお、QYLDとXYLDはそれぞれ東証にも上場しています(QYLD:グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(2865)、XYLD:グローバルX S&P500・カバード・コール ETF(2868))。

これらのETFは、ポートフォリオで保有している株式の時価総額と概ね同等(100%)のコール・オプションを売却します。

カバード・コールETFと主な資産クラスの利回りを比較すると、カバード・コールETFが高い利回りを実現していることが分かります(図3)。

図3:カバード・コールETFの12か月利回りと主な資産クラスの直接利回り

オプションプレミアムは市場のボラティリティと連動する傾向があります。つまり、市場のボラティリティが上昇する時期にはコール・オプションの売りにより得られるプレミアムが上昇し、他のインカム資産が軟調に推移する中でも分配の獲得が期待できます。

インカム・キャピタル両方を狙うには?

QYLD、XYLD、RYLD、DJIAのデメリットは、時価総額と概ね同等(100%)のコール・オプションを売却するため、値上がり益(キャピタルゲイン)を放棄している点です。
そこで、コール・オプションの売却を半分(50%)にし、インカムとキャピタル双方の獲得を狙ったのが「カバード・コール&グロース戦略」です(図4)。

図4:カバード・コール&グロース戦略の損益イメージ

グローバルX NASDAQ100・カバード・コール 50 ETF(QYLG)はカバード・コール&グロース戦略に基づいて、NASDAQ100指数を対象とし、同指数に対して50%のコール・オプションを売却します。
今後の市場に対して強気な見通しを持つ投資家は、インカムとキャピタルの両取りを目標とする当ETFが適しているでしょう。

カバード・コールETFに投資することで、従来型のインカム狙いのポートフォリオでウェイトが小さくなりがちな情報技術やコミュニケーション・サービス、ヘルスケアなどへのエクスポージャーを高めることができます。
Global X Japanのウェブサイトにカバード・コールETFの詳細な資料を掲載しているほか、解説動画もあります。ぜひご活用ください。

執筆者:Global X Japan
※本コラムはGlobal X Japanからの提供です。

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