執筆者:カブヨム編集部
毎年確定申告の時期になると「手続きが煩雑で億劫だ」、「バラバラに届く書類の管理が大変」、「年間取引報告書をなくしてしまった」などのお声を多くいただきます。
そんな方にぜひご利用いただきたいのが「特定口座年間取引報告書のXMLデータ・マイナポータル連携」です!
auカブコム証券では2022年より特定口座年間取引報告書のXMLデータ・マイナポータル連携が可能となりました。
ここでは「年間取引報告書のXMLデータを発行」と「マイナポータルとのアカウント連携」に関してのメリットとご利用方法をご紹介します。
年間取引報告書のXMLデータを発行
確定申告のデータの入力にご利用いただける、年間取引報告書のXMLを発行いたします。
取得したXMLデータを確定申告画面で読み込みすれば、特定口座年間取引報告書に記載された情報が自動で反映します。
従来の確定申告手続では特定口座年間取引報告書を参照し、1件ずつ確認しながら入力する必要がありましたが、XMLデータを利用すれば自動で反映し直接手入力をする必要がなくなります。
また、後述するマイナポータルとの連携により、自動的にデータの反映が行われ確定申告の簡素化を図ることができます。
e-Tax でXMLデータを利用するメリット
- 税務署に出向かずに自宅で確定申告手続き
- 手書き、手入力による間違い等の防止
ファイル発行の流れ
らくらく電子契約画面の特定口座サービス欄から「特定口座年間取引報告書XMLファイル」申込と進み、申し込みを完了してください。
- らくらく電子契約 (マイページへのログインが必要となります。)
らくらく電子交付(報告書等)画面よりファイルを取得できます。
- らくらく電子交付(報告書等) (マイページへのログインが必要となります。)
マイナポータルとのアカウント連携
政府運営の「マイナポータル」とアカウント連携(※1)していただくことで、さらに利便性が向上いたします。
マイナポータルとはマイナンバーカードを利用した、政府が運営するオンラインサービスです。
民間送達サービス(e-私書箱)とはマイナポータルと民間企業が連携できる連携情報サービスで、「e-私書箱につなぐ」ボタンで特定口座年間取引報告書のXMLデータをマイナポータルに連携できます。
さらに、マイナポータルの「もっとつながる」機能を使えばマイナポータルの情報がe-Taxに連携(※2)できるため、確定申告を行う際に各社の証明書等の収集や手入力による作業が省略され、ワンストップで確定申告ができるようになります。
証券会社の年間取引報告書も自動でe-Taxへ連携され、確定申告の際の入力がより簡便になります。
※1 マイナポータルとe-私書箱のアカウント連携はこちら
※2 マイナポータルとe-Taxとの連携については、マイナポータル およびe-Tax のWEBサイト(外部サイトへ遷移します)でご確認ください。
電子交付された各帳票を、マイナポータル上からもご確認いただけます。
ご利用の他の金融機関もe-私書箱を使用しており、同様にアカウント連携をしておりますとマイナポータル上で複数の金融機関の電子帳票をご確認いただけます。
e-私書箱とマイナポータル、e-Taxを連携して利用する場合のメリット
- 年間取引報告書が自動でe-Taxへ連携され、確定申告の際の入力がより簡便に!
- 一度連携すれば毎年利用できるので手間が省ける!
- アカウント連携すれば複数金融機関の情報を一括で管理できる!
e-私書箱を利用した民間送達サービスとマイナポータルとの連携イメージ
- マイナポータル連携を利用して取引のある証券会社と損益通算を行う場合、取引のある証券会社がマイナポータルに対応している必要があります。マイナポータル連携企業はこちら からご確認ください。
※マイナポータル連携を利用するにはマイナンバーカードの取得、マイナポータルの開設等の事前設定が必要です。詳細は国税庁のホームページ でご確認ください。
※e-Taxとマイナポータルの連携についてはこちら からご確認ください。
いかがでしょうか。
最初の設定は少し大変かもしれませんが、繰り返し利用できるものですので、毎年確定申告を行っている方にとっては、メリットも大きいのではないでしょうか。
カブヨム編集部