ローソク足って何を示しているの?
株価チャートのローソク足の推移を眺めているだけでも、なんとなく売買のタイミングが見えてくるもの。
売買のタイミングや株価の推移予測を考えることができる自分の姿を想像すると、投資家としてワンランクアップしたみたいで、ワクワクしませんか?
株価などのチャートに登場するローソク足は、一定期間(1日、1週間、1か月、1年)内の株価などの値動きを表しており、始値、終値、高値、安値の4つの価格(4本値)が描かれています。
ローソク足には、陽線と陰線があります。
陽線は「始値よりも終値が高い価格で終わったとき」、陰線は「始値よりも終値が安い価格で終わったとき」をそれぞれ表しています。
また、実体およびヒゲは、一定期間内における株価の上下幅を表します。
【ローソク足の見方】
ローソク足のここを見ると、売買のタイミングがわかりやすい!
ローソク足を見ることで、売買のタイミングのヒントを知ることができます。
【実体の長さをチェック】
ローソク足の実体の長さが長い陽線は、始値よりも終値が大きく値上がったことを示しているため、買いの勢いが強い、つまり株価が上がる勢いが強いことを表しています。
逆にローソク足の実体の長さが長い陰線は、株価が下がる勢いが強い状態といえます。
【ヒゲの長さをチェック!】
陰線で、下ヒゲが極端に長いローソク足は、安値に比べて終値が大きく値上がったことを示しています。
価格下落傾向にあった状態でこのローソク足が登場したら、そろそろ底値なのでは?と考える人が増えて、買いの勢いが強い状態となっている可能性があります。
また、陽線で上ヒゲが極端に長いローソク足は、高値に比べて終値が大幅に安くなった状態です。
価格上昇傾向にあった状態でこのローソク足が登場したら、そろそろ高すぎるかも?と考える人が増えて、売りの勢いが強い状態となっている可能性が考えられます。
【まだまだあるローソク足のパターン】
このほかにも、実体の長さとヒゲの長さが重なり十字のようになっているときには、売りと買いが拮抗している状態であるなど、ローソク足のパターンはいくつかあります。
まずは、気になっている銘柄や現在所有している銘柄のチャートを覗いて、どんなローソク足が登場しているのか確認してみましょう。
そのローソク足の特徴を知ることで売買のタイミングのヒントを得られるので、投資がさらに面白くなりますよ!
執筆者:キムラ ミキ
ファイナンシャルプランナー 社会福祉士
日本社会事業大学で社会福祉を学んだ後、外資系保険会社、マンションディベロッパーに在籍後、FPとして独立。現在は、株式会社ラフデッサン 代表取締役として、個人向けライフプラン相談、中小企業の顧問業務をお受けする他、コラム執筆、セミナー講師、山陰放送ラジオパーソナリティとしても活躍中。
また、ライフワークとして障がい児・者の親なき後の経済準備についての啓発活動を行う上での課題研究を行うため、放課後等デイサービスや学習に困り感のある子供の学習支援教室にて、障がいのある子供たちの学習支援にも取り組んでいる。