つみたてNISA ファンドの選び方 つみたてNISA ファンドの選び方

つみたてNISA ファンドの選び方

長期の積立投資に有効な「つみたてNISA」。税制面で優遇される“おトク感”が浸透し、利用者が増えています。ただ、つみたてNISAでは自分で投資する投資信託を選ぶ必要があるので、投資に不慣れな人にとってはそこがネックとなっているかもしれません。ここでは、つみたてNISAで購入できる投資信託の選び方を紹介いたします。

つみたてNISAのラインナップは金融庁が定めた基準をクリアした商品に限定されている

つみたてNISAは、長期・積立・分散投資を支援する税制優遇制度で、2018年1月からスタートしました。代表的なメリットは、投資信託(投信)やETF(上場投資信託)の取引による利益が非課税になるということ。(※)通常の取引では利益に対して約20%が課税されますが、これが非課税となります。(※)

※auカブコム証券ではつみたてNISAのETFの取り扱いはありません。
※上場株式等の配当等や譲渡益の所得税額に対して、平成25年~令和19年までの25年間、2.1%の付加税が上乗せされます。

利益が非課税ではありますが、つみたてNISAの投資対象は価格が変動する投信やETFなので、投資元本を割り込むリスクはあります。ただ、つみたてNISAで購入できるのは金融庁が長期・分散・積立に適していると認めた投信に限られていて、比較的安心して長期投資を行うことができるラインナップとなっています。つみたてNISAで購入できる投信は2020年2月21日時点で173本(ETF含む※)。auカブコム証券ではそのうち150本に投資が可能で、順次拡大を予定しています。

※出所:金融庁「つみたてNISA対象商品の内訳」

自分に合った投信を見つけるには?

では、たくさんある投信の中から、どうやって自分に見合ったものを選べばいいのでしょうか。最初に決めておきたいのが投資に対する自分のスタンスです。投資信託と一口に言っても、「株式型」や「債券型」、「先進国型」や「新興国型」、あるいは複数の地域や金融商品に投資する「バランス型」など、さまざまな種類があり、それぞれ期待できるリターンと投資リスクが変わってきます。

投信選びでは、長期投資の基本中の基本である「分散投資」を心がけることも大切です。株式や債券、あるいは日本と米国など、値動きの傾向が異なる商品や国に投資することで、1つの商品の価格が大きく値下がりした場合でも、資産全体に与えるダメージを抑えられるからです。「つみたてNISA」では、非課税投資枠内(年/40万円)であれば複数の商品を買うことができます。つまり、色々なタイプの投信を組み合わせて投資することができるわけです。

「リスクは少々高くても高い収益を狙いたい」、「リターンとリスクのバランスを取りたい」「じっくりコツコツ運用で、預金を上回る程度の成果で十分」など、個人個人で考え方や運用の目的は異なります。目標とするリターンとリスクの程度を決めておかないと、それに見合った投資信託も選べません。逆にいうと、それが決まれば購入する投資信託をかなり絞り込むことができるわけです。

投資に慣れていない人は、「リスクとリターンのバランス」といわれてもすぐにイメージできないでしょう。そんな時は、auカブコム証券の「つみたてNISA かんたんシミュレーション」を利用するといいかもしれません。毎月の積立額と積立期間を設定した後、「積極プラン(年率7%想定)」「バランスプラン(年率5%想定)「堅実プラン(年率3%想定)」を選択することで、各プランによる運用益、つみたてNISAの非課税メリットを一目で把握することができます。どの程度の利回りで何年積み立てれば、どのくらい増え、どのくらいの節税メリットがあるかがわかります。これを使って、自分が求めているリスクとリターンのバランスを考えてみましょう。

証券会社のツールを有効活用

投信の資産規模や過去の成績も投信選びの助けとなるでしょう。チェックしたいのは、その投信資産の規模を示す「純資産総額」。純資産総額が大きいほど、多くの投資家から支持されていると考えていいでしょう。

その投資信託の過去3年、5年、10年などのパフォーマンスも重要です。もちろん、過去の成績がいいからといってこの先も同じようなリターンが保証されるわけではありませんが、長期のトータルリターンが高い投信であれば、優秀な投信といえるかもしれません。

「つみたてNISA」は長期投資が前提なので、リターンだけに目を向けず、リスクとも向き合うことが大切です。そのうえで、自分のライフプランや考え方、目的にマッチした投信を選ぶことを心がけましょう。

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