相場急変時こそ取引チャンスを逃さない!腹八分目投資法 相場急変時こそ取引チャンスを逃さない!腹八分目投資法

相場急変時こそ取引チャンスを逃さない!腹八分目投資法

執筆者:カブヨム編集部

K.S様 プロフィール
関東在住の60代、兼業トレーダー、株取引経験は30年程。
ここ数年は相場急変時のみ取引をしているが、取引をしない時期でも日本経済新聞(日経新聞)や日経CNBC等、政治経済ニュースは毎日確認しており、気になる銘柄は日経新聞またはYahooファイナンスの信用情報や株価の動きをチェックしている。

相場急変時のみの短期取引でどのように利益を出したのか、銘柄選別はどのように行っているかなど、秘訣をお伺いしました。

――― S様はここしばらくお取引がなく、久しぶりのお取引でしたが8月からお取引を再開してしっかり利益を出されていますね。


8/5の株価暴落があって、手元に200万円くらいの資金があったので取引しました。
取引経験は30年程ありますが、リーマンショックや9.11、東日本大震災などで大きな損失を出してから長期保有のリスクを感じて今の投資スタイルになりました。コロナショックの時も短期的に取引をして、あの時は150万円の元金で200万円まで利益を上げた経験もあります。
長期取引はなるべくしないようにと思っていますから、エントリー時はデイトレードもしくは数日のスイング取引のつもりで取引しています。しかし、場合によっては長期保有になっても「この銘柄だったら急いで損切りする必要もないだろう」と思えるような銘柄を選ぶようにしています。

実は今回、初めは半導体関連銘柄を追っていたのですが、途中で損切りして軍需産業銘柄に切り替えました。半導体をあきらめきれずにまだ粘っていたら、今頃やられていたでしょうね。
軍需産業銘柄を選んだのは、今回の選挙でどの政治家も防衛費を減らすような公約を出していませんでしたから、中期的に見ても悪くない銘柄群だと思ったからです。
特に重工メーカーをよく取引しています。1株の株価が高めでボラティリティがあるのでデイトレードに向いていますし、よく板を見ているので、値動きのクセも心得ているつもりです。
株価の壁となっている価格帯を意識して取引を行い、リバウンドを狙って利益を上げる戦略を取っています。

――― 銘柄選びはどのようにされていますか?


日経新聞を毎日読んでいるのと、午後から本業の仕事があるので主に午前中に日経CNBCでニュースをチェックしていて、日々のニュースの中でテーマを選ぶことが多いです。
銘柄は東証プライム市場の中から選ぶようにしていますが、東証プライム市場の値下がり率ランキングを見て、ストップ安に近いような売られ過ぎの銘柄を選んだりしています。また、「決算発表前になると売られ過ぎの銘柄が出てくるな」など、信用倍率やチャート分析を行うなどして、 妙な動きをする銘柄を見つけて取引を行ったりします。


auカブコム証券では個別銘柄情報内の「信用情報」欄で信用倍率や信用残を確認できる。

――― ご自身の中の取引ルールはありますか?


株価の暴落時に安い価格で株を購入し、その後のリバウンドで利益を狙うことが多いですが、いつも「腹八分目」の取引を意識しています。「頭と尻尾はくれてやれ」という投資格言がありますが、欲をかきすぎない取引を心がけています。
移動中にiPadで取引することも多いですが、取引はPCサイトで板を見ながら行います。総資産のポートフォリオやトータルリターンはスマホサイトで確認しています。
今日建玉を全て決済したのはアメリカの大統領選があるからです。前回トランプ氏がアメリカの大統領選に当選した際に相場急変したので、それに備えて一旦ポジションを手仕舞いました。「休むも相場」も自分の中の取引ルールですね。

――― K.S様、貴重なお話をありがとうございました!

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