どう探す?
まだまだ金利が低い日本において、3%や4%の配当がもらえる高配当株は魅力的ですよね。
買ってみたいとは思うけれど、どのように見つければよいのでしょうか?
ここでは初心者の方でも簡単に探せる方法をご紹介します。
auカブコム証券のPCサイトで、「現物株式」→「銘柄検索」→「kabuナビ」の画面を立ち上げます。
詳細検索画面で、「投資金額10万」、銘柄を絞るために市場は「東プラ(東証プライム上場)」、財務は「配当利回り3.0~5.0」と入力して検索してみてください。もっと高い配当の銘柄もありますが、あまり高いと一時的な場合が多いので5%で設定してみます。
<kabuナビ条件設定画面 2024年6月2日現在>
2024年6月2日時点では、91件がヒットし、時価総額順に並んで表示されています。時価総額が大きい企業のほうが、企業としては比較的安定していると考えられるので、上から順にご自身が気になる企業をチェックしてみましょう。
<kabuナビ検索結果例>
高配当銘柄の魅力と注意点
高配当銘柄の魅力は、株式を保有している間、定期的に受け取れる配当が多いことです。また、資金が必要になったときに株式を売却することもできます。その時の時価で売却するので元本割れする可能性もありますが、株価が上がっていれば配当に加えて売却益も得られる可能性があります。
また、日本株はNISAの成長投資枠の対象となりますので、NISA口座で購入すれば、配当・売却益ともに税金がかかりません。
注意点としては、預金や債券の金利はあらかじめ決められていますが、株の配当は決まっていないということです。配当には、企業が利益を株主に還元するという趣旨がありますから、利益が出なければ、「減配」または「無配」になる可能性は十分にあり得ます。
それを見極めるには、「配当利回り」だけではなく、企業の株価や業績もきちんとチェックする必要があります。
検索結果で「銘柄基本情報」を見てみましょう。企業情報(どのような事業内容なのか)、チャート(直近の値動き)、コンセンサス(市場の予測)、財務情報(売上高など)が確認できます。
- 企業情報
事業内容を確認し、今後も順調に伸びていく事業かどうかを判断しましょう。 - チャート
株価が下がっていると配当利回りは高くなります。株価が急激に下がっていないかを確認することによって、たまたま配当利回りが上がっている銘柄を排除することができます。 - コンセンサス
企業調査のプロであるアナリストの予想を参考に、ご自身の判断を今一度確認してみましょう。 - 売上高
売上高が過去から順調に右肩上がりになっているものが理想です。右肩下がりになっているような企業は、配当が下がる可能性もありますので避けたほうがよいでしょう。
このように、できるだけ安定した配当が出ていて、長期で持ち続けられそうな株式を探してみてください。
<kabuナビ検索結果・銘柄基本情報>