米国でのサッカーW杯開催が米消費関連株の追い風に 米国でのサッカーW杯開催が米消費関連株の追い風に

米国でのサッカーW杯開催が米消費関連株の追い風に

今年は6月から米国でサッカーのワールドカップが開催されることで、関連する米国企業に注目が向かいそうです。
2026年の国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国、16都市で開催されます。
開催期間は6月11日から7月19日で、従来のW杯は32チーム、64試合で行われてきましたが、今回から史上最大の48チーム、104試合で開催される予定となっています。
米国の開催都市はボストン、ダラス、カンザスシティ、ロスアンゼルスなどで、決勝戦を含む計8試合はニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催する予定です。
FIFAによれば総観客数は過去最高の650万人(前回2022年のカタール大会は約340万人)が見込まれています。
うち、海外からの観客は4割を占めるとみられています。
ちなみに、前回米国で開催された1994年は52試合で総観客数は359万人だったそうです。
なお、バスケットボールやアメリカンフットボール、野球が人気の米国ではかつて、サッカーへの関心は高くありませんでした。
しかし、前回開催以降は徐々に人気が出てきています。

外資系通信社によると外国人訪問者の推定値は100万人から600万人と幅があるとしていますが、2025年はトランプ大統領の国境審査強化への懸念や通商政策などで観光業が低調だったことを考えれば、宿泊需要などで経済への追い風になることが期待されます。
特に今回は3か国開催なうえ、16の試合会場も北米各地の分散していることで、試合を観戦するサッカーファンはホテルの滞在費から、飛行機、クルマなどの移動費、滞在中の食費などで出費する機会が従来よりも増えることが想定されます。
北端のバンクーバーから南端のメキシコシティまでは4,800キロメートル近く離れているそうです。
トランプ大統領はFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長を「友人」と呼ぶ間柄だそうで、W杯での観客動員に期待を寄せているとも伝えられています。
旅行データを扱うツーリズム・エコノミクスでは、2026年に米国での外国人観光客増加をもたらす要因の約3分の1が、W杯開催による効果の可能性があると予測しています。
また、FIFAでは、W杯は米国のGDP(国内総生産)を171.5億ドル(約2兆6,600億円)押し上げると予想しているそうです。
W杯が近づくにつれてニュースフローが増加して関心が高まってくるうえ、ホテル、飛行機などは既に予約が進んでいるとみられます。
経済効果が明らかになれば、関連企業への業績に追い風となりそうです。


関連銘柄をピックアップします。

フォックス FOXA フォックス FOXA
「FOXニュース」、「FOXスポーツ」などを展開するメディア企業。
コンテンツの制作に強みがある。米国における英語でのW杯104試合すべてをテレビ(アプリを含む)で独占的に生放送する予定。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

エアビーアンドビー ABNB エアビーアンドビー ABNB
宿泊場所の貸し手と宿泊先を探す借り手をマッチングさせる民泊仲介サイト・アプリのパイオニア。
世界220か国・地域において800万超の宿泊施設リストを持つ。
累計で20億人を超えるゲストが利用している。
W杯のオフィシャルパートナー。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

ブッキング・ホールディングス BKNG ブッキング・ホールディングス BKNG
オンライン旅行予約サービスの世界最大手。
ホテルのほか、航空券、レンタカーなどを網羅。
40以上の言語表示があるBooking.comのほか、レストラン予約のオープンテーブルも運営。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

マリオット・インターナショナル MAR マリオット・インターナショナル MAR
世界最大のホテルチェーン。
米国・カナダで売上高の8割を占めるが、140超の国・地域で展開。
「マリオット」、「リッツカールトン」などブランドは30超を擁す。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

ビザ V ビザ V
クレジットカードの世界最大手。
世界200か国・地域以上で事業展開。
世界最大規模の電子決済ネットワーク「VisaNet」に強み。手数料で稼ぐビジネスモデル。
W杯のオフィシャルパートナー。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

アメリカンエアラインズグループ AAL アメリカンエアラインズグループ AAL
世界最大級の航空会社。
米国内の路線が柱だが、世界60か国超に運航。
W杯開催都市にハブ空港を多数有する。
大手証券によるとW杯のオフィシャルパートナーであるカタール航空との提携により、米国、カナダ、メキシコ間の飛行機移動をサポートする予定。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

アンハイザー・ブッシュ・インベブ BUD アンハイザー・ブッシュ・インベブ BUD
世界最大のビールメーカー。
ベルギーが拠点。
ノンアルコール飲料も手掛けている。
「バドワイザー」、「コロナ」などのブランドが著名。
W杯のオフィシャルパートナー。
中南米を含め米国での売上比率が高い。
W杯の盛り上がりで、観戦ができるスポーツバーなどでビールの消費量が拡大する可能性が大きい。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

ナイキ NKE ナイキ NKE
スポーツ用品世界首位。
自社でデザイン・開発したシューズやアパレルなどの販売を行う。
主力の「ナイキ」のほか「コンバース」も著名。
米国やカナダのほか、ブラジルやフランスなど優勝候補のチームにもユニフォームを提供すると見込まれている。

週足表示、2026年1月12日まで
価格はNYSEBQT参照

和島英樹

経済ジャーナリスト。
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年ラジオNIKKEIに入社。
東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。
2020年6月に独立。企業トップへの取材は1,000社以上。
ラジオNIKKEI担当番組に「マーケット・プレス」など。
四季報オンライン、週刊エコノミストなどへ寄稿多数。
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。
日本テクニカルアナリスト協会評議委員。

最短10分で申込み完了!
無料口座開設はこちら

ページの先頭へ戻る