早めの貯金が不可欠!おひとりさま老後資金とは?いくら必要なの? 早めの貯金が不可欠!おひとりさま老後資金とは?いくら必要なの?

早めの貯金が不可欠!おひとりさま老後資金とは?いくら必要なの?

おひとりさま老後資金とは?

老後を一人で暮らす状態を「おひとりさま老後」と呼ぶことがあります。「おひとりさま老後資金」とは、おひとりさまで老後を迎えた場合に必要となる生活資金のことです。老後になっても、生活するための資金は欠かせません。自宅が持ち家であったとしても修繕費や管理費などが継続的にかかってくるでしょう。食費や通信費も必要です。さらに、老後になると医療費や介護費用などの負担も重くのしかかってくる場合があります。おひとりさまの場合は、パートナーなどに頼ることなく、これらの資金を捻出しながら生きていく必要があるのです。

金融庁が、老後に必要な資金は2000万円程度であり、多くの人が不足する可能性がある」と報告書で指摘した「老後2000万円問題」は注目されました。ただし、この報告書で試算されているデータの前提は、夫婦二人ぐらしです。また、これ以外の公的なデータも、夫婦世帯を全体にしているものが多い傾向があります。しかし、結婚しなかった人や、パートナーと死別した人、一人で生きることを選択した人なども確実に増加し、生涯未婚率も上がっている状況です。そのため、おひとりさまで老後を過ごす人にとって、「夫婦二人ぐらし」のデータをそのまま参考にすることはできません。おひとりさまの老後に絞って必要な資金を表したものが、「おひとりさま老後資金」です。

高齢男性は単身者比率が急速に上昇し、2020年には14.5%になる見通し
65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の推移

実際どれくらい必要になるの?

おひとりさま老後資金は、実際にいくらぐらい必要になるのかを知っておくことが大切です。生活にかかる資金は、人それぞれ違います。居住地ごとに物価が異なるケースもありますし、ライフスタイルも多種多様です。それでも、日本人の平均的なおひとりさま老後資金を知っておけば、参考になるでしょう。

総務省の家計調査によると、単身人世帯における1カ月の生活費は、平均約16.5万円、年間では198万円かかります。この生活費に含まれている費用は、日々の食費や毎月の光熱費、必要な衣料品代など生活していくうえで欠かせないものです。また、医療費や交通費も含まれています。これらは、老後に最低限必要となる資金です。一方、収入に関しては、公的年金が柱です。国民年金が月当たり約6.5万円支払われると仮定する(国民年金(老齢基礎年金(満額)令和2年度月額を参考)と毎月約10万円不足することになってしまいます。老後25年間とすると、その不足額は「10万円×12カ月×25年間=3000万円」です。老後のために3000万円を用意しておく必要があるということになります。30歳で貯金がない場合、65歳までの30年間で3000万円貯めるためには、毎月約7万円ずつ積み立てることが求められます。

今のうちから老後資金を貯めよう!

おひとりさま老後資金として必要になる金額がいくらになるかについて、理解できたでしょうか。老後を暮らしていくためには、生活費不足分に関して貯金を取り崩して補う必要があります。そのため、あらかじめ不足分を貯金として用意しておくことが欠かせません。
老後資金のシミュレーションができるサイトをご紹介します。是非一度ご自身に老後必要になるお金をシミュレーションしてみてください。

【金融庁】ライフプランシミュレーション
年収や世帯情報などをもとに、将来の収入と支出と貯蓄をシミュレーションすることが可能です。

【日本年金機構】「ねんきんネット」 年金見込額試算
老後の支出をシミュレーションしたら、年金を含めた収入をシミュレーションしてみましょう。

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