休校中もICTを使って家庭で教育ができる！
新型コロナウイルス感染症対策として長期的な休校が打ち出され、家庭での教育に不安を感じているのではないでしょうか。今後緊急事態宣言が解除されたとしても感染拡大第2波、第3波の可能性もあります。ウィズコロナ、アフターコロナの世界でも自宅で過ごそうという機運は継続するのかもしれません。
そんな人に知っておいてもらいたいのが、教育ICTを用いた無料の家庭学習です。「教育ICT」というと、「特別な設備が必要」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。基本的に教育ICTを用いた家庭学習の主流は、教材ダウンロードやインターネット上での視聴、アプリのダウンロードです。家にインターネット環境・スマホやパソコンなどの情報端末さえあれば、設備は十分整っています。
実は現在、教育関係各社が普段は有料で提供している教材や書籍を、休校支援として無料で公開しています。公開期間はさまざまですが、休校期間にあわせて無料公開やクーポン配布などの時期も見直されています。どれも今だけのサービスですので、利用してみて損はないでしょう。そこで今回は年代別に、特におすすめの教育ICTを用いた休校支援サービスを紹介します。
幼児におすすめの無料家庭学習
保育園・幼稚園の休園や登園自粛を余儀なくされている人におすすめなのが、「こどもチャレンジオンライン幼稚園」。ベネッセがYouTubeのプレミア配信でおこなっている無料のコンテンツです。休園中も普段の生活リズムが維持できるよう、工夫した内容となっています。時間割も決まっていて、幼稚園さながらのプログラムを受けることができます。
具体的には歌やダンス・知育だけでなく、科学的な視点を意識したプログラム・英語を取り入れたプログラムなど、楽しく学習にも取り組むことができます。普段は「こどもチャレンジ」に入会していないと見られないようなコンテンツが無料となっているので、学習に力を入れたい人は特に必見です。
小学生におすすめの無料家庭学習
小学生ともなると、いよいよ本格的な「学習」に力を入れる時期です。特に今後の学習の基盤となるこの時期に勉強ができないことは、保護者の不安も大きいのではないでしょうか。そんな小学生向けにおすすめしたいのが、「Gakken家庭学習応援プロジェクト」です。百科事典や動画など、小学生向けのプログラムが特にたくさんあるので、学研のページにアクセスするだけで、充実した教育を受けることができます。
具体的な内容はというと、学習用動画や電子書籍が中心で、プログラミングや英語、体育（体幹トレーニング）と幅広く網羅しています。自宅で本格的な学習が可能となり、学習の遅れを心配する必要がなくなります。勉強が心配という子どもにぴったりのプログラムです。
中高生におすすめの無料家庭学習
中学生や高校生はやはり受験が一番の気がかりでしょう。特に大学受験は今年度より大幅に改定されると打ち出されており、多くの人の不安の種となっています。そんな受験を見据えた中高生におすすめなのが、Z会の提供する「中高生のための自宅学習サポート教材」です。Z会は大手ですので、受験の状況を見据えた教材を作ることができます。
内容は主要3教科、それぞれの教材が配布されており、英語は音声教材もあります。このZ会の提供する教材をチェックしておくことで、どの範囲が今の学年に必要なレベルなのか、即時判断することができます。
無料で公開されている今だからこそ、たくさんの教材に触れることができます。普段試す機会のなかった教材に触れることで、今後の学習に生かせると考えれば、ピンチをチャンスに切り替えられるのではないでしょうか。また、ICTを用いること自体に興味をもつ子どももいるので、うまく学習意欲を引き出すこともできます。新型コロナウイルスの影響が続くなか、少しでも不安を解消するためにも、家庭学習を充実させましょう。
