銀行のサービスは“デジタル通帳”でより便利に! 銀行のサービスは“デジタル通帳”でより便利に!

銀行のサービスは“デジタル通帳”でより便利に!

キャンペーンでデジタル通帳への移行を促進

このところ銀行では、現金プレゼントなどのキャンペーンなどを活用して、紙の通帳から、パソコンやスマートフォンで取引明細を確認する「デジタル通帳」(銀行により名称は異なる)への切り替えを促す動きが目立ちます。

デジタル通帳に切り替えれば、利用者にとっては残高照会や取引履歴確認のために、その都度銀行やATMへ行かなくても済むことになり、銀行にとっても通帳発行コストの削減になります。

また、紙の通帳では6ヶ月など一定期間に一定件数以上の未記帳があると、入出金の件数や金額が合計で印字されてしまい、取引履歴が分からなくなることもあります。その点、デジタル通帳なら、銀行によっては過去10年分などを確認できますので、過去の明細を確認したいときにも便利です。

さらに、デジタル通帳にしておくことで通帳繰越の手間が省け、通帳紛失の不安からも開放されます。紙を使わないので、地球環境にも配慮することにつながります。

インターネットバンキングで各種サービスが利用可能に

デジタル通帳に切り替えるには、「インターネットバンキング」の契約が必要です。
インターネットバンキングとは、ウェブ上で銀行サービスを利用するものです。銀行によって異なりますが、一般的に下図のようなサービスが利用できます。

インターネットバンキングで利用できる主なサービス

パソコンやスマートフォンなどの端末とネットにつながる環境があれば、場所や時間を選ばずに銀行のサービスが利用できることは、インターネットバンキングのメリットでしょう。

また、証券会社が提携している銀行のインターネットバンキングを利用していれば、証券口座へのリアルタイム送金が可能になり、買い付けしたいと思ったときに、即時入金が可能です。

ただし、便利な一方で、IDやパスワードを含めた口座管理が重要になることは言うまでもありません。
その他、次のような注意点もあります。

【デジタル通帳の注意点】

  • ・デジタル通帳に切り替えると、紙の通帳は利用できなくなる
  • ・銀行が定めた取引確認期間が過ぎると、明細が見られなくなるので、取引履歴の定期的なダウンロードが必要になる

【インターネットバンキングの注意点】

  • ・フィッシング詐欺に遭わないよう、銀行サイトへアクセスする時は正規URLかどうかを確認する
  • ・ウイルス感染リスクを避けるため、ネットカフェなど、パソコンを自分で管理できない環境ではなるべく使わないようにする

銀行が近くになくても、自宅などからでも利用できるデジタル通帳とインターネットバンキングは、「在宅勤務」や「非接触」など、まさにこれからの時代にもマッチします。新しい生活様式の実現のためにも、検討してみてはいかがでしょうか。

高橋浩史

執筆者:高橋浩史


FPライフレックス 代表
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
グラフィックデザイナー、書籍編集者を経て、2011年、ファイナンシャル・プランニング事務所「FPライフレックス」開業。住宅購入実現のため、資金計画・家計改善の面から応援する「住まいの相談FP/家計の赤字V字回復アドバイザー」として活動中。金融機関出身のFPとは違う「業界用語やカタカナ言葉を使わない、日常の言葉で語れるファイナンシャルプランナー」として、相談時の話しの分かりやすさには定評がある。
その他、金融機関でのセミナー・研修講師、書籍・雑誌、webでの執筆業務も行う。
著者に「災害に備えるライフプランニング」(近代セールス社)、「老後のお金安心ガイド」「最新保険ランキング」(イースト・プレス)他。
趣味はランニング、バイクツーリング、ギター、落語。
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