日経平均株価を投資に役立てよう! 日経平均株価を投資に役立てよう!

日経平均株価を投資に役立てよう!

日経平均株価とは?どう見る?

ニュースで一番耳にする株価指数といえば、「日経平均株価」でしょう。ですがこの株価指数は具体的に何を示しているものなのかご存じでしょうか?
この言葉を詳しく理解しておくことで、ご自身のこれからの投資に生かしていきましょう。

日経平均株価とは、東京証券取引所プライム市場に上場する225銘柄を選定し、その株価を使って算出する指数のことで、東京証券取引所が開場している時間帯に5秒間隔で算出されています。

日本を代表する指数として、算出開始の1950年から70年以上を経過していますが、225銘柄がずっと同じというわけではなく、入れ替えがあります。
入れ替えの具体的なタイミングは、経営再編や経営破綻、スタンダードへの指定替えなどで欠員が出る場合の「臨時入れ替え」と、年2回4月と10月に行われる「定期見直し」があります。 銘柄変更の履歴は日経平均プロフィル(日経の指数公式サイト)に掲載されています。

では、その日経平均株価の何をチェックしたらよいのでしょうか。毎日、前日の終値より高い・安いとアナウンスされていますが、その日上がったのか下がったのかだけを見るのではなく、今、どういうトレンドにあるのかをチェックしてみてください。

日経平均株価のチャートを見てみましょう(次図参照)。
山になったり谷になったりしていますが、その転換のタイミングは、下の棒グラフにある売買高が多くなった時に起こりやすくなっています。
10月末のように売買高が多くてもトレンドが変わらないこともありますが、傾向としては売買高が多いときは、大きなニュースやイベントがあることも多く、トレンドの転換点になることがありますので、注意してみてください。

<日経平均株価のチャート>

日経平均株価のチャート

※上の画像(図表)は筆者が作成

日経平均株価に投資するには?

日経平均株価は指数ですが、その指数を金融商品として購入できる投資信託があります(次表参照)。具体的には一般的な日経平均連動のインデックス投資信託と日経平均連動型ETFです。

全くの初心者でこれから投資を勉強していきたいという方には日経平均連動のインデックス投資信託がよいでしょう。なぜなら日経平均株価とほぼ同様の値動きのため、大変分かりやすいからです。
まずはタイミングを気にせず一般的な投資信託を積立で購入し、少し慣れてきたら自分で割安と思ったタイミングでETFを購入するのもよいでしょう。

また、上級者向きとしては、レバレッジが効いているものや、日経平均とは逆の動きをするものもよいでしょう。

例えばETFのNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は日経平均株価が10%動くと商品価格は20%動くもので、変動幅(=リスク)がかなり大きいため、長期の資産形成のための運用には不向きです。東京証券取引所での1日当たりの取引量はかなり多いのですが、ほとんどがデイトレードなどの短期売買の取引です。また、日経平均とは逆の動きをするインバース・インデックスは、相場の下落時のリスクヘッジとして利用することも可能です。

このように日経平均連動型といっても様々な商品があり、初心者から経験者まで幅広く投資ができます。ご自身の経験に合わせて色々な商品を購入してみてください。

<日経平均に連動した運用を目指す投資信託の具体例>

日経平均に連動した運用を目指す投資信託の具体例

※上の画像(図表)は筆者が作成

※個別の商品名を記載しておりますが、あくまでも参考であり、購入を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いいたします。

髙木典子

髙木典子

合同会社HAL FP OFFICE代表

証券会社・銀行勤務を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立
個人のマネー相談だけでなく、大学の非常勤講師、専門学校・高校向けの授業、企業向けマネーセミナーや、PTA向けから子供向けおこづかい教室などのあらゆる世代の人たちに向けた金銭教育・投資教育を行い、中立公正な立場からお金についての知識を広げる活動を行っている。

保有資格
ファイナンシャル・プランナーCFP®
証券外務員
DCプランナー

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