日本の株式市場ってどんな市場があるの?
2024年6月26日時点で、日本国内には東京証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所の4つの証券取引所があります。
それぞれの証券取引所に株式市場があり、各証券取引所に上場する企業の数は東京証券取引所が最も多く3,944社、次いで名古屋証券取引所が281社、福岡証券取引所は103社、札幌証券取引所は61社となっています。
(※東京証券取引所は2024年6月25日時点、名古屋証券取引所および札幌証券取引所は2024年6月26日時点、福岡証券取引所は2024年5月末時点での上場企業数)
上場企業数が多い東京証券取引所と名古屋証券取引所には、株式の流動性や、企業ガバナンスの水準、企業価値や実績などの基準が異なる3つの市場区分が設定されています。
興味を持った企業がどの市場に上場しているかを確認することで、その企業のおおまかな企業規模などを知ることができます。
<市場区分別のコンセプト>
また、福岡証券取引所、札幌証券取引所では、それぞれの証券取引所が規定する本則市場とは別に、上場基準が異なる審査基準を設定した市場を開設し、地域の成長が期待できる中小・中堅企業などが上場しやすい環境を作っています。
<福岡・札幌証券取引所の地域の中小・中堅企業向けの育成市場>
銘柄選定の絞り込みに市場区分を使ってみよう
前述のように、それぞれの株式市場にコンセプトがあるので、規模の大きい企業で安定的に売買ができる企業へ投資したい場合はプライム市場やプレミア市場、高い成長が期待できそうな企業へ投資したい場合は、グロース市場やネクスト市場、北海道に関連する企業に投資したい場合はアンビシャスといったように、投資先企業を探すときに市場区分で絞り込むことができます。
auカブコム証券では、kabuナビというスクリーニングツールを使うことで各種指標のほか、市場区分でも絞り込むことができます。
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投資先の企業を評価するためにさまざまな指標がありますが、市場区分を見るだけでもある程度の企業規模などを把握することができます。株式投資の投資判断のひとつとして市場区分を確認してみるのもいいでしょう。