ストップ安、ストップ高とは?どんな時に起こるの? ストップ安、ストップ高とは?どんな時に起こるの?

ストップ安、ストップ高とは?どんな時に起こるの?

ストップ安、ストップ高とは?

株価情報で、「ストップ安」や「ストップ高」という言葉を目にしたことはありませんか? もしも自分が保有している株が「ストップ安」や「ストップ高」となったときに適切に対応するためにも、その意味を正しく理解しておくことは重要です。

「ストップ安」や「ストップ高」は、1日の株価の上昇や下落の変動幅を一定範囲内に制限するための仕組みで、「値幅制限」ともいわれます。「値幅制限」は基準となる価格(一般的には前日終値)の上下約15~30%の間で設定されています。その制限を超えた株価になった場合、その日は取引ができなくなります。

この仕組みがあることで、一時的に加熱した相場状況の中でも投資家が冷静に判断するきっかけを持つことができます。また、投資家にとってリスクが高すぎる状態を防ぐ働きもあります。

<「ストップ安」、「ストップ高」の状況と要因>

「ストップ安」、「ストップ高」の状況と要因

※表:執筆者作成

ストップ安、ストップ高が起こったらどう対応すればいい?

もしも自分が保有している株が「ストップ安」や「ストップ高」となったら、どのように対応すればいいのでしょうか?

一番大切なのは、「ストップ安」、「ストップ高」いずれの場合でも、焦らないということです。

特に株価が暴落している状況である「ストップ安」に直面すると、損失を広げないように、慌てて株を売りたいと考える人は増えるでしょう。しかし「ストップ安」となれば、その日は取引が成立しづらくなります(比例配分という通常の板寄せとは異なる方法にて売買を成立させることがあります)。まずは、落ち着いて状況を把握することに努めましょう。

ネガティブなニュースによって一時的に株価が下落することもあります。下落の理由が一時的なものなのか、永続的なものなのか、冷静に判断してみましょう。一時的なものであると判断できれば、株を割安に購入できるチャンスでもあるわけです。実際、「ストップ安」となった翌日に、「ストップ高」となることもあります。

「ストップ安」や「ストップ高」となった時に限らず、感情的な投資判断は大きな損失につながることもあります。株価のみならず、その投資先企業の経営状況についての情報には日頃から目を配り、いざという時に冷静な判断ができるように心がけておくことが大切です。

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キムラミキ

キムラミキ

ファイナンシャルプランナー 社会福祉士

日本社会事業大学で社会福祉を学んだ後、外資系保険会社、マンションディベロッパーに在籍後、FPとして独立。現在は、株式会社ラフデッサン 代表取締役として、個人向けライフプラン相談、中小企業の顧問業務をお受けする他、コラム執筆、セミナー講師、山陰放送ラジオパーソナリティとしても活躍中。

また、ライフワークとして障がい児・者の親なき後の経済準備についての啓発活動を行う上での課題研究を行うため、放課後等デイサービスや学習に困り感のある子供の学習支援教室にて、障がいのある子供たちの学習支援にも取り組んでいる。

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