順張り、逆張りとはなんですか
株式投資を始めてみたいと思いつつも、どのタイミングで株を購入していいのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。
株を購入するタイミングには、「順張り」と「逆張り」という2つの考え方があります。
【順張り】
株価が上昇傾向にあるタイミングで、“順当に”さらに値上がりすると考えて株を購入する方法です。
<順張りのイメージ図>
株価の上昇傾向に沿って株を購入するため、購入のタイミングをつかみやすいでしょう。ただし、株価が上がりきったところで購入(高値つかみ)となってしまう可能性もあるため注意が必要です。
【逆張り】
株価が下落傾向にあるタイミングで、“逆に”もう値下がりはしないだろうと考えて株を購入する方法です。
<逆張りのイメージ図>
底値を狙って株を購入するため、大きな利益を狙える可能性があります。ただし、株価が回復せず、下落傾向がさらに継続してしまう懸念がある点には注意が必要です。
初心者には、どちらが適している?
「順張り」と「逆張り」の2つの考え方のうち、投資初心者には「順張り」をおすすめします。「順張り」は、流れに沿ったタイミングで投資をスタートする方法であるため、「逆張り」と比較するとわかりやすく、投資初心者でも利益を得やすい方法であるといえます。
一方、「逆張り」は、大きな利益を得られる可能性はありますが、タイミングを見誤ると、下落が継続して損失が拡大してしまう可能性もあります。「逆張り」には経験値が必要であり、投資初心者にはハードルが高いといえるでしょう。
まずは「順張り」から株式投資をスタートし、投資に慣れてきたら、「逆張り」のタイミングを探してチャレンジしてみるとよいでしょう。
「順張り」、「逆張り」のいずれを選択する場合も、勘ではなく、チャート上のサイン(ローソク足や移動平均線の動きなど)を確認して、上昇傾向が続くのか、下落傾向が続くのか、を判断してみる姿勢が大切です。
銘柄によっては、少額で投資スタートできるものもあります。仮にタイミングを見誤ってしまっても、ダメージの小さい金額から投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。