執筆者 カブヨム編集部
今回カブヨムでは2020年12月株主優待権利確定銘柄の昨年の買い越し人数ランキングを紹介いたします。
今年の12月に株主優待の権利を確定する銘柄はQUICKデータによると189銘柄と、3月、9月に続いて3番目の多さになっています。
例年外食大手がランクインする12月ですが、昨年人気あったのはどのような銘柄でしょうか。
早速昨年の買い越し人数ランキングを確認見ていきましょう。
12月の株主優待ランキングを発表
ランキングの条件は以下になります。
- ・全上場銘柄のうち12月が優待権利確定月の銘柄を抽出
- ・上記銘柄を2020年11月27日から2020年12月28日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い順にランキング化
結果は以下のようになりました。
上位5位を順番に紹介します。
5位 ヒューリック (3003)
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都心の駅近に多くのオフィスビルや賃貸マンションを所有する不動産投資会社です。
好調な不動産市況を受け、業績は好調を維持しており、10期連続の営業最高益を更新する見込みです。
優待内容はカタログギフトのほか、寄付も選べます。
必要株数が300株な点には注意が必要です。
また、長期保有で優待の増額も設定されています。
4位 日本マクドナルドホールディングス (2702)
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子供から大人まで楽しめるハンバーガーチェーンのマクドナルドを国内で展開しています。
コロナ禍でのテイクアウトや宅配需要を捉え、業績は好調に推移しています。
2021年1~9月期連結決算は営業利益が前年同期比13%増の285億円と過去最高を更新しました。
優待内容は店舗で利用可能な食事券です。
1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券が1枚になったシートを6枚もらえます。
店舗数が多く、使い勝手が良い点も魅力の一つではないでしょうか。
3位 アンジェス (4563)
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大阪大医学部、森下竜一教授が創業したバイオベンチャーになります。
コロナ禍以降、ワクチン開発で話題に上り、たびたび物色が向かいましたが、株価はコロナ前の水準に戻りつつあります。
優待内容は同社が指定する商品に対する割引券がもらえます。
2位 楽天グループ (4755)
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ショッピングモール型インターネット通販大手で、金融や旅行、携帯通信など、事業を多角化し楽天ポイント経済圏を広げています。
携帯通信事業の赤字などが響き、2021年1~9月期の連結最終損益が922億円の赤字となっています。
優待内容は楽天ペイなど楽天の様々なサービスで利用可能なオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」が付与されます。
5年以上の継続保有で増額も設定されています。
1位 日本たばこ産業 (2914)
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国内、海外でのたばこ販売が事業の中核ですが、加工食品や医薬品等も展開しています。
2021年10月29日には2021年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比6%増になりそうそうだと発表しております。
紙巻きたばこの主力銘柄が堅調に推移しているようで、配当金も従来予想から積み増しています。
優待内容は自社グループ商品です。
いかがでしょうか。
12月は権利確定銘柄多い月であることもあり、今年もバラエティーに富んだランキングとなりました。
また、紹介しきれなかった6位以下の銘柄にも魅力な優待内容を設定している企業もあります。
例年上位にランクインしているすかいらーくHD(3197)も今回は6位となっておりました。
ランキングを参考に、それぞれお好みの優待銘柄を選定する一助にしていただけますと幸いです。
カブヨム編集部
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※この記事は個別株式を推奨するものではなく、2020年11月27日から2020年12月28日にかけての買い越し人数上位銘柄のランキングになります。
銘柄によっては、株式の継続保有年数(株主名簿に連続して記載されること)が株主優待を取得する条件となっている場合があります。条件につきましては、必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
【ランキングの条件】
全上場銘柄のうち12月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2020年11月27日から2020年12月28日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い順にランキング化
優待内容は各企業の判断により変更・中止となる場合がございます。お取引に際しましては必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
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権利落日の株価は、理論上、前日終値から配当予想の相当額が下がります。ただし、株価は需給やその他要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。