9月は3月末決算企業の中間決算シーズンです。
そのため、株主優待権利確定月の銘柄が多い月でもあります。
今月も昨年9月にauカブコム証券で買い越し人数が多かった優待銘柄のランキングを紹介いたします。
ランキングの条件は以下になります。
上場全銘柄のうち9月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2019年8月29日から2019年9月26日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
結果は以下のようになりました。
上位5位を順番に紹介します。
5位 カッパ・クリエイト (7421)
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おもわず口ずさんでしまうあのテレビコマーシャルでもお馴染みの回転寿司チェーンです。
業績面ではコロナ禍直撃で客数が大幅減となっております。
テイクアウトに注力しているものの、当面は厳しい環境が続くかもしれません。
優待内容は100株以上の保有で3,000ポイントがもらえる株主優待ポイントです。
店舗の利用だけでなく、株主専用サイトで各地特産ヒ品との交換も可能です。
また、コロワイドグループの傘下であり、優待の相互乗り入れ可能な点も魅力的です。
4位 ANAホールディングス (9202)
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国内線、国際線ともに国内首位の航空大手です。
コロナ禍で国際線の乗客はほぼ蒸発し、国内線も厳しい環境が続いています。
新型コロナウイルス感染拡大の悪影響を最も大きく受けた企業の一つではないでしょうか。
優待内容は運賃の割引や自社サービス割引、カレンダー進呈と充実しています。
3位 新東工業 (6339)
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自動車向けに強みを持つ鋳造機械の製造企業です。
今期はコロナ禍で世界的に製造業も操業停止が相次ぎました。
新東工業も顧客工場の稼動が低下しており、消耗品を中心に売上を落としています。
世界的にロックダウンは解除に向かっており、今後巻き返せるか注目です。
優待内容はクオカードですので比較的使い勝手が良い優待といえるでしょう。
2位 日産自動車 (7201)
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仏ルノー・三菱自動車と3社で企業連合を組む世界的な自動車メーカーになります。
2018年に当時の会長であったカルロス・ゴーン氏が逮捕されて以降、2019年には当時の西川社長も辞任しており経営の混乱が続いています。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響から世界各地域で販売が大幅減となっており、まさに逆境といえる環境となっています。
「上等じゃねえか、逆境なんて。やっちゃえ日産」とテレビコマーシャルのように逆境を跳ね返すことができるのか、関心が向かいます。
優待内容は新車購入時ギフトカードやカタログギフトがもらえます。
昨年の買い越しランキングにランクインした理由はもしかしらたら優待の人気とは別のところにあるのかもしれません。
1位 ヤマダ電機 (9831)
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家電量販店最大手になります。
また、テレワークの浸透からエアコンはPC、周辺機器も伸びています。
一方で緊急事態宣言下での休業等も業績には影響すると見られています。
優待内容は100株以上の保有で優待割引券がもらえます。
テレワーク環境の充実にも利用できるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
業績面では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている企業が多いようですね。
このランキングは昨年の買い越しランキングになるため、昨年とは大きく経済環境や経営状態が変わっているかもしれません。
それぞれの企業の現状をしっかりご判断いただく必要がありそうです。
その上で、このランキングも参考にいただけると幸いです。
カブヨム編集部
※この記事は個別株式を推奨するものではなく、2019年8月29日から2019年9月26日にかけての買い越し人数上位銘柄のランキングになります。
銘柄によっては、株式の継続保有年数(株主名簿に連続して記載されること)が株主優待を取得する条件となっている場合があります。条件につきましては、必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
【ランキングの条件】
上場全銘柄のうち9月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2019年8月29日から2019年9月26日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
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権利落日の株価は、理論上、前日終値から配当予想の相当額が下がります。ただし、株価は需給やその他要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。
優待情報は当社アプリ「PICK UP! 株主優待®」の情報を記載しています。