8月の株主優待ランキング!小売優待株目白押し? 8月の株主優待ランキング!小売優待株目白押し?

8月の株主優待ランキング!小売優待株目白押し?

例年以上に長かった梅雨も明け、いよいよ8月になりました。
本来であれば夏休み、旅行やレジャーが盛り上がる時期です
しかし今年は3密を避けソーシャルディスタンスを保つ必要があり、予定をキャンセルした方もいるのではないでしょうか?
8月の優待権利確定銘柄は小売企業が多数ランクインしていますが、同じ小売業種の中でもコロナ禍で業績は明暗分かれています。
優待内容や業績の推移、そして感染拡大状況等をよく確認したうえで銘柄を選定いただければと思います。

それでは早速ランキングを見ていきましょう。
ランキングの条件は以下になります。
上場全銘柄のうち8月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2019年7月30日から2019年8月28日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
結果は以下のようになりました。

上位5位を順番に紹介します。

5位 コシダカホールディングス (2157)
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コシダカホールディングス (2157)

カラオケ事業、温浴事業を中心にエンターテイメントサービスを提供しており、「カラオケ本舗まねきねこ」直営展開しています。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、主力事業のまねきねこを3月末から一部店舗で休業、4月中旬からは全店舗で休業していました。
6月中旬以降は全店で営業再開していたものの、8月3日からは都内の店舗で営業短縮を発表しています。
カラオケは3密になりやすく、声を張り上げる可能性もあるためしばらくは敬遠されがちかもしれません。
新しい生活様式の中では経営環境が厳しくなるかもしれないので注意が必要です。
優待内容は感染拡大がひと段落してからの利用となるかもしれませんが、自社グループ運営カラオケ・温浴施設でご利用できる割引券がもらえます。

コシダカホールディングス (2157)

コシダカHDの企業ページで確認

4位 ビックカメラ (3048)
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ビックカメラ (3048)

駅周辺を中心に家電量販店を展開しています。
直近の業績は訪日客の激減や、営業時間の短縮、休業を受けて厳しいものとなっています。
3-5月期は最終損益が9.77憶円の赤字となりました。
一方で日本電機工業会(JEMA)によると6月の白物家電の出荷額は前年同月比で5.8%増と急回復しており、復調の兆しも見せています。
在宅時間が長くなったことや、10万円給付金を受け取ったことで家電を買い替えたといいう方もいたかもしれません。
優待券は同社グループのソフマップとコジマ、インターネット通販サイトの「ビックカメラ.com」でも利用することができます。

ビックカメラ (3048)

ビックカメラの企業ページで確認

3位 コメダホールディングス (3543)
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コメダホールディングス (3543)

愛知県が発祥の「コメダ珈琲」。中京地区を中心に全国展開しています。
東海地区ではおなじみのモーニングサービスや各種スイーツに特徴があります。
コメダホールディングスも臨時休業や時短営業が響ぎ、3-5月期の純利益は前年同期比52%減の6.24憶円となりました。
6月以降は復調の兆しも見えるものの、感染再拡大懸念には注意する必要がありそうです。
優待内容は自社電子マネー「KOMECA」へのポイントチャージとなります。

コメダホールディングス (3543)

コメダの企業ページで確認

2位 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (3222)
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ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (3222)

㈱マルエツ、㈱カスミ、マックスバリュ関東㈱を事業会社とする共同持株会社で、首都圏最大のスーパーマーケットです。イオン系になります。
巣ごもり消費を取り込み、足元の業績は好調です。
3-5月期の連結決算は純利益が49億となり、同期間の過去最高を更新、前年同期比で6.2倍に拡大しました。
外出自粛の影響もあり客数は減少しているものの客単価が上昇しています。
株価も新型コロナウイルス感染拡大前の水準を上回っての推移が続いています。
優待内容は買物優待券または、優待品からいずれか1品を選べます。
優待券は1,000円の購入につき100円券1枚が利用できます。
近隣に店舗がある方にとっては日常的に利用できる優待かもしれません。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (3222)

USMHの企業ページで確認

1位 イオン (8267)
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イオン (8267)

国内小売2位の大手総合スーパーです。
ショッピングモールや金融、不動産など幅広く店舗展開をしています。また、アジアを中心に海外展開も進めています。
巣ごもり消費を取り込み食品スーパーなどは堅調なものの、稼ぎ柱の一角である不動産が不調です。
店舗の営業自粛などが響き3-5月期連結最終損益は539憶円の赤字と、四半期の赤字額としては過去最大となりました。
今後、新型コロナウイルスが終息に向かうのか、再拡大するのかで業績も左右されそうです。
優待内容は買い物がお得になる「オーナーズカード」がもらえます。
持株数に応じて買物金額の合計から3%~7%キャッシュバックされるというものです。
さらに毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」の5%割引の特典に重ねて使用することができます。
また、イオンシネマなどで優待割引の特典もあります。
年間を通しても人気の優待銘柄といえるかもしれません。

イオン (8267)

イオンの企業ページで確認

いかがでしたでしょうか。
優待内容と直近の業績を確認してきましたが、良くも悪くも新型コロナの影響が大きく出ています。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (3222)はコロナ禍が業績にプラスの寄与をしたようですが、そのほかを見ると小売業は総じて休業や営業時間短縮の影響を受けたようです。
足元で再度新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、今後の感染状況は注意深く見守る必要がありそうですね。
それぞれの銘柄をじっくり吟味した上で、投資の一助にしていただけると幸いです。

カブヨム編集部

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※この記事は個別株式を推奨するものではなく、2019年7月30日から2019年8月28日にかけての買い越し人数上位銘柄のランキングになります。

銘柄によっては、株式の継続保有年数(株主名簿に連続して記載されること)が株主優待を取得する条件となっている場合があります。条件につきましては、必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。

【ランキングの条件】
上場全銘柄のうち6月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2019年7月30日から2019年8月28日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化

優待内容は各企業の判断により変更・中止となる場合がございます。お取引に際しましては必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
各銘柄情報の内容につきましては、変更される場合もございます。情報の内容につきましては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いかねます。
権利落日の株価は、理論上、前日終値から配当予想の相当額が下がります。ただし、株価は需給やその他要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。

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