2020年もいよいよ後半戦に突入してまいりました。今年は年明けから様々な出来事があり、あっという間に半年が過ぎ去ったという印象ですが、人によっては逆にすごく長く感じた方もいるかもしれません。株式市場もめまぐるしく変動した半年間でしたが、後半は落ち着きを取り戻してくれることを願っています。
さて、7月の優待ランキングですが、あまり優待権利確定銘柄が多い月ではありません。そんな中でも昨年の買い越しランキング上位銘柄は魅力的な優待内容がそろいました。ぜひ参考にしていただきたいのですが、2位のダイドーグループHDは権利確定日が他と違う点には注が必要です。
それでは早速ランキングを見ていきましょう。
ランキングの条件は以下になります。
上場全銘柄のうち7月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2019年6月26日から2019年7月29日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
上位5位を順番に紹介します。
5位 丸善CHIホールディングス (3159)
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丸善株式会社と株式会社図書館流通センターの経営統合により誕生した共同持ち株会社です。ジュンク堂書店、雄松堂書店をそれぞれ傘下に加えて現在に至ります。大日本印刷の傘下になります。
利幅の大きい図書館の運営や業務受託が伸びており、2020年1月期決算では受託館数は124館増えて1489館となりました。新型コロナウイルスの感染拡大で休業していた店舗も順次営業再開に動き出しています。
優待内容は全国の丸善、ジュンク堂書店の店舗で利用可能な商品券となっています。店舗が近くにある方や、日頃から読書をする方には使い勝手の良い優待かもしれません。
4位 日本駐車場開発 (2353)
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駐車場に関する各種コンサルティングや駐車場の運営は柱です。商業施設等の転貸型月極駐車場を国内外で運営しており、傘下に日本スキー場開発やテーマパーク(那須ハイランドパーク)も抱えています。業績は厳しく、2020年7月期の連結純利益が前期比54%減の13億円になりそうだと発表しています。新型コロナウイルスの感染拡大で自動車での移動を控える人が増え、時間貸し駐車場の利用者が減少しました。スキー場、テーマパーク休業の影響も大きそうです。
優待内容は駐車場の割引券やスキー場リフト券の割引チケット、テーマパークの割引券などになります。
3位 クロスフォー (7810)
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ダイヤモンド加工の独自技術に強みがあり、ジュエリー、パーツを製造販売しています。自社ブランド、Dancing Stone等も展開しています。
国内販売、OEM等が新型コロナ感染拡大を受けて低迷しており、業績の推移は厳しそうです。
優待内容は、100株以上の保有で4,500円相当の自社製品のジュエリーがもらえます。お得感のある優待といえるかもしれません。
2位 ダイドーグループホールディングス (2590)
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コーヒーが主力の飲料メーカーです。飲料売上の8割超が自販機販売経由の同社ですが、新型コロナウイルス感染拡大を受けての外出自粛を受け、販売量が減少しているようです。
一方で自社株買発表や、同社のサプリメントなどの通信販売が伸びる等の報道もあり、株価はコロナ禍以前の水準を回復しています。
優待内容は「ダイドーブレンド」ブランドのコーヒーやソフトドリンク、その他にも子会社である株式会社たらみのゼリーなど、同社グループの様々な商品を楽しむことができます。バラエティに富んだ内容で子どもから大人まで楽しめ、人気銘柄のひとつとなっています。
※権利付最終売買は7/16です。
1位 JMホールディングス (3539)
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「肉」の印象が強い同社は関東を中心に「ジャパンミート」や「肉のハナマサ」を展開しています。新型コロナウイルス感染拡大を受けた外出自粛の影響で、外食やイベントなどは減少するものの、巣ごもり需要を捕らえ販売は堅調に推移しているようです。株価も昨年来高値を突破しての推移を続けています。
優待内容は100株以上保有で2,000円相当の精肉関連商品(お肉!)が届きます。自宅で楽しむのも良いですが、コロナ禍が落ち着くようであればバーベキュー等でいただくのも楽しそうですね。
いかがでしたでしょうか。7月も上位銘柄は魅力的な優待内容が揃いましたね。まだまだ外出には気が引けるご時勢なので個人的には「お肉」も貰っておうち焼肉も魅力的だな、なんて思っています。是非、参考にしていただければ幸いです。
カブヨム編集部
※この記事は個別株式を推奨するものではなく、2019年6月26日から2019年7月29日にかけての買い越し人数上位銘柄のランキングになります。
銘柄によっては、株式の継続保有年数(株主名簿に連続して記載されること)が株主優待を取得する条件となっている場合があります。条件につきましては、必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
【ランキングの条件】
上場全銘柄のうち6月が優待権利確定月の銘柄を抽出
上記銘柄を2019年6月26日から2019年7月29日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
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権利落日の株価は、理論上、前日終値から配当予想の相当額が下がります。ただし、株価は需給やその他要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。