3月は多数の日本企業が決算を迎えます。そのため、優待権利確定月の銘柄が非常に多い月となっています。そこで今月は通常のランキングではなく、①金券、QUOカード編、②選べるギフト系編、③自社サービス優待編と3回に分けてランキングをお届けいたします。
第三回の今回は最も企業ごとの特色がでる、自社商品・サービス系優待をご紹介いたします。
ランキングの条件は以下になります。
上場全銘柄のうち3月が優待権利確定月の銘柄
その中から、優待内容として自社商品・サービス系の優待を進呈している企業をピックアップ
上記の中から2019年2月26日から2019年3月権利付最終日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
なお、上記の条件では本来RIZAPグループ(2928)が4位だったのですが、既に選べるギフト系編で紹介済みのため除外いたします。
では、早速5位からランキングを見ていきましょう。
5位 レオパレス21(8848)
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アパート「レオパレス21」の建築請負とサブリースが柱の企業です。過去の施工物件で問題が相次いで発覚しており、空室率上昇、建築請負は沈黙、補修工事で費用発生と業績面では非常に厳しい環境が続いています。一方で足元では入居率の持ち直しや、一部のファンドが 買い増しに動いている等の材料があり、株価は持ち直しています。まだまだ株価は乱高下しており、非常に注意が必要な銘柄といえます。
優待内容はグアムで運営しているリゾートの無料宿泊券や国内レオパレスホテルの宿泊割引券であり、利用者にとっては魅力的な内容かもしれません
4位 ソニー(6758)
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※画像はイメージ
世界的な電機メーカーです。現在では画像センサー、金融、ゲーム、音楽、映画など、幅広い事業を展開しており、ネット連携も推進しています。特にモバイル向け画像センサーはスマホへの搭載点数が増加しており好調を維持しています。今期は減収減益を予想しているものの株価は堅調な推移が続いています。
優待内容はソニー製のAV商品やVAIO社製のVAIO本体の割引クーポンです。ソニー製品の購入を検討している人には魅力的な優待かもしれませんが、利用場面は限定的です。昨年の買い越しが多かった理由はソニー株自体の人気が理由なのかもしれません。
3位 ヤマダ電機(9831)
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家電量販店最大手です。スマートハウス事業を育成中で、家具・リフォーム含め住宅関連が伸びています。また、五輪需要でTV販売の伸びも期待されています。
優待内容は買物優待券です。「1回のお買上げ金額(1枚の伝票またはレシート)が、税込み合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能」(ヤマダ電機HPより)ですの で割引券としての利用となりそうです。
2位 ANAホールディングス(9202)
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国内線、国際線ともに国内首位の航空大手です。米中摩擦の影響で出張需要が減退し、貨物便も苦戦しています。従前より今期減益予想ですが、足元では新型コロナウイルスの影響がでていることが予想され、さらに減益幅を拡大する可能性があります。
優待内容は「(1)国内線片道1区間株主優待割引運賃で利用可(2)ANAグループ優待券1冊(3)株主様専用サイト」と充実しており、旅行好きの方や、出張等の利用が多い方には魅力的な内容となっています。
1位 日本航空(9201)
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2位のANAホールディングスに続き、航空大手の日本航空(JAL)が1位となりました。国際線、国内線ともにANAホールディングスに遅れをとり、国内2位となっていますが、本ランキングではANAに勝利しました!
こちらもANAと同じく従前より今期減益予想ですが、足元では新型コロナウイルスの影響がでていることが予想され、さらに減益幅を拡大する可能性があります。
優待内容は「1)株主割引券(国内線50%割引)(2)JALパックツアー商品7%割引券」となっています。やはり、旅行好きの方や、出張等の利用が多い方にとって魅力のある内容ではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
3月の自社商品・サービス系優待上位は航空会社大手2社が1位2位となりました。今回紹介したランキング以外の銘柄でも自社商品・サービス系優待はいろいろなバリエーションがあり、楽しみの多いジャンルになります。
ぜひ、自分好みの優待品を選んでいただければ幸いです。
※この記事は個別株式を推奨するものではなく、2019年2月26日から2019年3月権利付最終日にかけての買い越し人数上位銘柄のランキングになります。
銘柄によっては、株式の継続保有年数(株主名簿に連続して記載されること)が株主優待を取得する条件となっている場合があります。条件につきましては、必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
【ランキングの条件】
上場全銘柄のうち3月が優待権利確定月の銘柄
その中から、優待内容として選べるギフト系の優待を進呈している企業をピックアップ
上記の中から2019年2月26日から2019年3月権利付最終日にかけて、当社での現物買い越し人数が多い銘柄をランキング化
優待内容は各企業の判断により変更・中止となる場合がございます。お取引に際しましては必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
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権利落日の株価は、理論上、前日終値から配当予想の相当額が下がります。ただし、株価は需給やその他要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。